すてきな言葉を皆さんにもおすそ分け♪


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。twogoods4

皆さんは、ものまねタレントのコロッケさんをご存知ですか?


コロッケ croquette / “KIUKO”

たとえ芸能人と言えど、勝手にお写真をブログに載せるのは肖像権に反するので、食べ物のコロッケを使ってみました。(笑)

さて、タレントのコロッケさんは、ものまね四天王の一人として、ものまね王座決定戦、ものまねバトルなど、ものまねの番組には、必ずと言っていいほど出演していらっしゃいましたので、私と同年代の保護者の方はご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

一度見たら忘れられない特異な芸風を持つコロッケさんは、日本を代表するものまねタレントとして、現在は海外でも公演を行っているそうです。

さて、皆さんは、そんなコロッケさんが昨年新潮社から出版した初めての自叙伝『母さんの「あおいくま」』をご覧になったことはありますか? 今日はそのコロッケさんの自叙伝の中で出てきた素敵な言葉を皆さんにもぜひご紹介したいと思います。

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コロッケさんが貧乏暮らしだった少年時代も、挫折ばかりで順風満帆とは程遠かった芸能生活も、笑いを絶やさず、常に前を向いてこられたのは、自身のお母さまからの教え「あおいくま」があったからだそうです。著書では、そんな偉大なお母さまについて語っておられます。

では、小さい頃に、コロッケさんがお母さまから教えられた「あおいくま」とは何なのか?

せるな
こるな
ばるな
さるな
けるな

これらの頭文字を取って、「あおいくま」です。

シンプルなのに、心に響くとても素敵な言葉です。自分の気持ち次第で、ものごとへの見方が変わり、見方が変わることで行動が変わる…、子育て中のお母さん達にはもちろんのこと、子ども達を指導する立場の先生方にも、友人関係で悩んでいる子ども達にも、この「あおいくま」を知ってほしいと心から思いました。

いつもポジティブに前を向いて進んでいれば、人生がたくさんの笑いで包まれそうです♪

あせるな

海外でバイリンガル子育てをしていると、どうしても身近にいる現地の子や、日本人・日系人の子と比べてしまうときがあります。日本語中心で育てているお母さんは、「幼稚園に入っても、現地の子のような英語がスラスラ出てこない…」と心配し、英語中心で育てているお母さんは、「子どもが日本語を話すようになるにはどうしたら良いのか…」と焦ることも多々あります。

でも、英語がなかなか出てこないからと心配しなくても大丈夫です!
小学校に入る頃には、子ども達の環境は英語中心にシフトチェンジします。アッと言う間に英語の方が日本語より強くなってしまうので、いまは毎日、日本語で目一杯お子さんとお話してあげてください。

また、子どもの口からスラスラと日本語が出てこないからと心配しなくても大丈夫です!
今日から毎晩、日本語の本を1~2冊読み聞かせてあげれば、日本語が少しずつお子さんの口から出てくるようになります。子どもはお母さんの話す言葉が大好きです。たとえ、忙しいワーキングママさんでも、家に帰って子どもと一緒にいるときは、たくさん、お母さんの口から出る日本語を聞かせてあげてください。

おこるな

ご家庭で子どもに日本語を教えている方は、子どもの日本語が思い通りに上達しないからとついつい怒ってしまいがちです。それでは、せっかくの楽しい日本語学習が台無しになってしまいます。

少しくらい日本語を間違えても大丈夫!
漢字がなかなか覚えられなくても心配する必要はありません。私たち大人でも、使わないとドンドン漢字を忘れていってしまいますよね。子ども達にも、少しずつでも、ゆっくりでも、できるだけ長い期間、日本語に触れ続けさせてあげることこそ、海外でのバイリンガル子育てが成功する秘訣です。

子ども達が笑顔で日本語を学べる環境をたくさん作ってあげましょう!

いばるな

親子の関係は主従になりやすいです。しかし、我が子と言えど、一人の独立した感情を持つ人間です。親だから、大人だからと、むやみに子どもに対して威張ってはいけません。

子どもの意見に耳を傾け、子どもの意思を尊重し、子どもの思いを言葉にしてあげることで、子どもは親を敬うことを自然に覚え、良い親子関係を築くことができます。「言うことを聞け!」「親の言うことが正しい!」と頭ごなしに威張っている人を尊敬できるはずなどありません。海外でのバイリンガル子育てには、良好な親子関係の基盤があってこと成り立ちます。

「日本に興味を持ってくれて嬉しい」「日本語の本を読んでくれて誇らしい」と、海外で現地語+日本語をダブルで懸命に学ぼうとしている子ども達に対し、謙虚な気持ちと尊敬の念をいつまでも忘れないでおきましょう。

くさるな

人生は、ときに自分の思い通りには進みません。

「海外で暮らせば、子どもは簡単に日英のバイリンガルに育つものだ」「アジア人は学力が高いので、学校の成績の心配はいらない」…のようなうそ半分の噂話が、我が子に当てはまらなかったと言って、「私の育て方が悪かった…」「私のせいで…」などと、自分を責めたり、恥じたりし、気持ちを腐らせてはいけません。

お子さんが世の中が決めた「良い子」の基準に合わなかったとしても、それは「個性」です。子どものありのままを受け入れてあげ、その子の良いところをたくさん見つけてあげることが、《子育ての正解》と言えるのではないでしょうか。

まけるな

成績不振、受験の失敗、落第…など、子ども達にも、大なり小なり何度か挫折を感じる瞬間が訪れるでしょう。しかし、弱気になり、すべてを諦めそうになっている我が子と一緒に、親御さんまでもが気持ちで負けてはいけません。子ども達を励まし、奮い立たせ、もう一度、前に向かって歩き出すことができるようサポートしてあげましょう。

少しずつでも前に進めば、きっと何かが変わるはずです。

 

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久しぶりに出会った素敵な言葉でした。

「あおいくま」はシンプルで覚えやすいフレーズなので口にすることは簡単ですが、実際にそれを実行するのは容易ではないでしょう。まさに、「言うは易し行うは難し」と言うことわざがピッタリです。個人的には、この「あおいくま」を心に留めながら、これからも子ども達と真摯に向き合っていきたいと思います。(^_^)

 

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ジモモ ニューヨーク

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