祝日も移民の国アメリカらしい


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。

10月の第2月曜日は、アメリカ大陸を発見したとされるChristopher Columbus(クリストファー・コロンブス)が上陸した日を祝うColumbus Day(コロンバス・デー)です。


Columbus Day Parade, NYC 2010 / NYCMarines

このコロンバス・デーを迎えると、ニューヨークの秋も本格的に始まるような気がしますね。

 

 

コロンバス・デーは、探検家クリストファー・コロンブスがイタリア出身だったということもあり、主にイタリア系の移民が盛り上がる祝日で、イタリア系アメリカ人のお祝いごととしては世界でもっとも大きいと言われています。

ニューヨークで行われる恒例のコロンバス・デー・パレードには、毎年35,000人が参加し、その盛大なパレードを一目見ようと100万人にも及ぶ見学者がニューヨークに集います。パレードは、コロンバス・デー当日午前11時半ごろに5番街と44丁目付近からスタートし、72丁目まで北上します。Grandstand(グランドスタンド)と呼ばれるステージが68~69丁目辺りに設置され、この「Red Carpet(レッドカーペット)」エリアへの立ち入りには特別なパスを必要とします。

Columbus Day Mass(コロンバス・デー・ミサ:典礼・聖体拝領)は、50丁目と5番街に位置するSt. Patrick’s Cathedral(セント・パトリック大聖堂)で午前9時半から行われます。午前9時15分以前に入場するにはチケットが必要ですが、それ以降はスペースが空いていればどなたでも参加できます。

St. Patrick's Cathedral

さて、ニューヨークではお祭りムード一色のコロンバス・デーですが、一方で、コロンバス・デーを祝日とすることに抗議している団体も存在します。と言うのも、コロンブスがアメリカに上陸したことで、アメリカ原住民たちの侵略の歴史が始まったという考えを持つ人もいるからです。そのため、アメリカ原住民が多く住むカリフォルニア州、ネバダ州、ハワイ州などを含む一部の州ではコロンバス・デーを祝日として祝うのを自粛している地域もあります。

移民の国であるアメリカでは、ルーツが違えば考え方も違うのだと再認識させられますね。

【詳細】
Columbus Day Parade
10月14日(月)午前11時30分~午後3時
Fifth Avenue between 44th and 72nd Street
公式サイト

 

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コロンブス・デー当日は反対する団体がデモ行進をすることもあるので、もしマンハッタンへパレードを見に行かれる場合は、お気を付けください。(^-^)

 

 

 

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