オンライン安否照会システム


こんにちは、みらい塾 塾長の馬場です。pencil1.png
2006年に外務省が立ち上げた「全米・カナダ邦人安否確認システム(Emergency Information Service System:EISS)」が2012年3月末日でサービスを終了したことをご存知ですか?
このシステムは、全米・カナダ地域で大規模な災害が発生した場合、直接被災地にいる家族や友人の安否・所在を災害用伝言ダイヤルで確認することができるサービスでしたが、外務省が2011年7月に同様のサービス「オンライン安否照会システム」を新しく開設したのを受け、EISSは終了しました。
これまでのEISSは、アメリカとカナダを対象地域としているのに対し、オンライン安否照会システムは、全世界を対象としています。また、確認方法もEISSは電話上でのメッセージ確認でしたが、オンライン安否照会システムでは外務省の海外安全ホームページ上で二親等以内の親族が安否照会を依頼することができます。
このシステムは、2011年の東日本大地震のような大規模な緊急事態が発生した際にのみ外務省の海外安全ホームページ上に約1ヶ月ほどの期間立ち上げられ、受付けの時に与えられる受付番号とパスワードにより、その後いつでも無料で、外務省や領事館が実施する安否確認の結果や情報の更新をホームページ上で確認できます。
ただし、このシステムの安否照会の対象は原則日本人のみですので、日本国籍を持たない配偶者をお持ちのご家族は注意が必要です。また、二親等以外の親族は照会できないことになっています。
災害・事故が比較的小規模な場合の安否照会は、海外邦人安全課(外務省代表:03ー3580ー3311)で通常通り受け付けられます。
予期せぬ事態が起こる前に、オンライン安否照会システムの使い方の確認や日本にいるご家族へ案内をしておくようにしましょう。

Phone booth / Ben Husmann

詳しくは以下のサイトで。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/p/01.html#1:NY領事館公式サイト
www.anzen.mofa.go.jp/c_info/online.html#header:外務省海外安全ホームページ
 今日のひとり言
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東海岸は地震が起こらないと長年言われていましたが、2011年8月にバージニア州を震源とするマグニチュード5.8の地震が起こりました。震源地に近い場所では、地震発生から1時間ほど携帯電話が通じなかったそうです。
世界中、どこにいても安全な場所など、もうないのでしょう。
何か起こる前に、家族で避難場所や連絡方法、避難する際に持ち出すものなどの確認をしておいた方がいいですね。(-_-;)

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