バイリンガル教育がうまくいかない4つの理由

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こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。fight4

皆さんは、子どもをバイリンガルにしたいと考えていますか。

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海外在住や国際結婚などは、バイリンガル教育にとって優位な要素です。しかし、実際はバイリンガル教育はそんな簡単にはうまくいきません。

 


事実、海外在住歴が長かったとしても、国際結婚カップルだとしても、1言語しか話せない家庭はたくさん存在します。さらに、2言語の両方ともを読み書きを含めネイティブ並みに使いこなせる子どもには、なかなかお目にかかれません。

そこで、今日は、バイリンガル教育に優位な環境にありながら、なぜ海外在住および国際結婚カップルの子どもがバイリンガルになれないのかについて考えてみましょう。
※ここでは、日英のバイリンガルを前提として考えます。

理由1:日本語に触れる機会が少ないから

ある研究によると、子どもをバイリンガルに育てるには、日常で行われる会話の30%を日本語で話さなければならないとしています。もちろん、それ以下の割合で話せばバイリンガルになれないという訳ではありませんが、習得がかなり遅くなります。

現地校に通っている子は、1日のおよそ3分の1に当たる6~8時間を英語環境で過ごしています。残り3分の1が睡眠時間なので、学校・睡眠時以外をすべて日本語環境にしてあげれば、海外でも日本語を習得しやすいと言えます。ただ、国際結婚カップルやワーキングママで放課後も英語環境に子どもを置くことになるような家庭の場合は、母親との会話を日本語で統一したり、日本語のテレビやDVDを見せたり、日本語での読み聞かせを頻繁にしたり…とできる限り、日常生活で日本語に触れる機会を作ってあげると良いでしょう。

理由2:日本語の必要性を感じないから

アメリカで生まれ、アメリカで生活している子ども達にとって、海外で日本語を学ぶ必要性を感じづらく、それが日本語を勉強するモチベーションを下げることに繋がります。海外で子どもをバイリンガルに育てるには、親も子どもも日本語を学ぶ必要性を感じることが大切です。

ですので、バイリンガル教育を始める前に、まずは両親ともに「なぜ、子どもをバイリンガルに育てたいのか」をよく考えてください。そして、いったんバイリンガル教育をしようと決心したら、自分の中で子どもと日本語を話すときのルールを決めましょう。たとえば、公園で日本人のお母さん達と話をしているとき、日本語が母語ではない親が不在のとき、日本に帰省したとき ―――など、どんなときにどの言語を話すのかをハッキリと決めておきましょう。

理由3:日本語の勉強が楽しくないから

補習校に継続して長年通っている子の多くは「楽しいから」と話します。一方、途中で補習校を止めてしまった子は「日本語の勉強が大変だったから」という理由がほとんどです。言語は継続が大切です。そして、継続させるにはその言語を楽しむことが必要不可欠です。子どもに「日本語は楽しい/もっと学びたい」という意欲がなければ、親がいくら頑張っても上達するはずがありません。

子どもが日本語を楽しいと思うきっかけは何でも構いません。
たとえば、日本でしか売っていないゲームを買ってあげたり、ポケモンカードや遊戯王カードなど日本語で書いてあるレアカードを集めさせたり、日本語のマンガを読ませたり ―――など、世界を魅了している日本のポップカルチャーの魅力をバイリンガル教育にも活用しましょう。

理由4:完璧なバイリンガルを求めるから

冒頭でもお話したように、2言語の両方ともを完璧に使いこなせているバイリンガルの子は滅多にいません。ですので、日本語の習得を完璧にさせようと思わないことです。時々、漢字も作文も読解も敬語も…とあれもこれもと望んでおられる親御さんがいらっしゃいます。小学校の漢字がすべて書けなくても構いませんし、正しい敬語をスラスラ話せる必要はありませんし、素晴らしい作文が書けなくても構いません。

もし家庭での日本語学習にイライラしてしまったり、思うように進まなくなったりしたときは、日本に住んでいる子ども達のことを思い出してください。

完璧に漢字の読み書きができる子ばかりではありません。適切な敬語をきちんと話せる子ばかりではありません。作文を上手にスラスラ書ける子ばかりではありません。日々、日本語に囲まれている日本在住の子でさえ完璧ではない日本語(国語)を海外で完璧に習得させることが難しいのは容易に想像できますね。

最後に、海外でのバイリンガル教育でもっとも大切なことは、バイリンガル教育に関しての両親の意見が一致していることです。母親が子どもに日本語で熱心に話しかけていたため、日本語がまったく分からない父親が会話に入れなくなったのを嫌がり止めてしまった ―――という話を聞くことがあります。現地の学校に入るまでに日本語の基礎を作っておかないと、バイリンガルの育成は非常に難しくなります。バイリンガル教育を実行するには、短絡的な考えではなく、長期的な視野を持ち、両親がともに言葉を育てていくという心構えが必要です。

ゆっくりでも、長く、子どもの日本語の習得をサポートしてあげようという親の気持ちがバイリンガル教育を成功へと導いていきます。


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