子どもの危険信号を放っておくべからず!


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。ok3

みらい塾へお問い合わせを頂く中で、小学生のお子さんをお持ちの保護者さまからよく耳にするのが「中学生になってから始めようと思っています」というお言葉です。

小学生のうちは、補習校もしくは自宅で親御さんが教えていても事足りるようですが、中学ともなれば、「算数」から「数学」と呼び名が変わるように、学習内容も大きく変わっていきます。国語も然りです。


clock/時計 / amo_designare

では、お子さんが中学生になってから塾に通い始めて日本語学習のキャッチアップは問題ないでしょうか?

 

 

もし、補習校や自宅で行う小学生レベルの算数テストでいつも90点以上を取られているお子さんであれば、中学から塾へ通っても遅くありません。

これは日本語学習に限ったことではありませんが、現時点で、現地校を含めたテスト問題で70点くらいしか取れていないお子さんは、これから中学で学習する数学の授業が分からなくなる可能性は非常に高くなります。

と言うのも、中学の数学の授業は小学校で習った単元を基礎とした発展問題だからです。その基礎部分で70%以下しか理解していない場合、中学の数学を理解するのが段々と困難になってくるのは容易に想像できます。

また、一度低下した学力を回復させるのは長い期間と大きな努力が必要です。

小学生のときの「ちょっと分からない」単元をそのまま放っておくと、その単元に関連したすべての単元が分からなくなっていきます。

例えば、

  • 足し算でつまずけば、引き算が分からなくなります。
  • 九九でつまずけば、割り算の計算できなくなります。
  • 四則計算でつまずけば、方程式が解けなくなります。
  • 三角形・四角形の単元でつまずけば、平面図形・空間図形の単元で混乱してしまいます。
  • グラフでつまずけば、関数を理解できなくなります。


Spiral Sphere / Ariston Collander Photography

このように、算数はすべての単元がそれぞれ親密に繋がりスパイラルになっています。低学年で習う四則計算の基礎となる足し算・引き算をしっかりと理解し、自分のものにしていなければ、後に続く単元を理解できなくなるのも当たり前と言えるでしょう。

小学生からの基礎の確かな積み重ねが算数を得意にする一番の近道です。

お子さんの「ちょっと分からない」単元を放っておいた期間が長ければ長いほど、回復するのにかかる時間も長くなります。それは、お子さんにとっても親御さんにとっても大きな負担となります。

お子さんが発している危険信号【テストの点数が段々下がってきた、宿題をしなくなってきた、頻繁に質問してくるようになった…など】に早く気付いてあげ、解決策を示してあげてください。

また、これは算数・数学だけに限ったことではありません。国語の漢字学習でも同様のことが言えます。

漢字はいろいろなパーツの組み合わせで形成されています。どんな難しい漢字でも小学校で習った単純な漢字を寄せ集めたものです。そのパーツとなる漢字すら覚えていないのであれば、小学校高学年や中学校で習う複雑な形をした漢字の読み書きができるようになるはずがありません。

特に、海外で暮らしているお子さんは、早い時期から日本語学習の基礎・勉強の仕方を学び、自宅での日本語の学習習慣をつけてください。

中学生になってから…と悠長に待たず、海外での日本語学習のターニングポイントが来る前の小学校低学年から通い始め、お子さんのペースでゆっくりと進めてあげることが日本語を無理なく・長く勉強させる秘訣です。

小学校高学年や中学生のお子さんをお持ちの保護者さま、もちろん、今からでも遅くはありません。気付いたときが始めるチャンスです!

早期発見・早期解決で、お子さんが算数や漢字が苦手になり、将来日本語を諦めてしまわないよう、しっかりと今からサポートしてあげましょう!

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