皆さんは、お子さんが一人で着替えをしているとき、片付けをしているとき、遊んでいるときなどに、ついつい手を出してしまいませんか。
このような親が子どもを構う行為は、日常生活で良く見かける当たり前の光景です。
わが子に対し、「自分が知っていることを教えてあげたい」「なんとか助けてあげたい」のような気持ちは、ごく自然な親心ですよね。
洋服を裏表反対に着ていたり、ボール遊びをしていたり…そんな子どもを黙って見守るなんて、親としては気が気ではありません。そのため、反対に着たまま出かけたら大変、ケガをしたらかわいそう ―――などと心配のあまり、つい先走ったり、口や手を出したりしてしまいます。
ただ、子どもの立場になって考えると、構われたり教わったりすることは【受け身】の行為です。このブログでも何度かお話ししていますが、一斉授業のように人の話を聞いているだけの受け身の学習をいくら続けても考える力は育ちません。人から教えられた情報は知識として脳にインプットされますが、アウトプット(練習)しなければ、結局、自分のものとして活用することはできないのです。日常生活においても、学習においても、自分で考えて行動すること、つまり、【自立】することはとても重要です。
そうした自立を促すためにも、親として子どもにしてあげられることは、【アドバイスをしないでただ見守る】ことです。
大きなケガをしては大変ですが、そんなに心配する必要のないくらいの痛みならドンドン経験させてあげましょう。もし失敗をしても、次は失敗しないようにどうしたら良いのかと子どもは自分で考え、学習するでしょう。
しかし、【見守る】と【放っておく】を混同してはいけません。
子どもは放っておくとすぐに「できない!」と諦めてしまい、挑戦しなくなってしまいます。ですので、「もう一回、やってみよう!」「もう少しでできそうだったのに、おしかったね!」などと、子どもが失敗にめげてしまわないような声かけや励ましは必ずしてあげてください。そのためにも、親は子どもの状況をいつも把握しておき、子どもが本当にサポートを必要とするときに手を貸してあげられるよう、オープンな構えでいるようにしておく必要がありますね。
さらに、【教えること】と【教えないこと】の線引きもきちんとしておきましょう。
たとえば、「『Eraser』って日本語で何て言うの?」などと物の名前を聞かれたときは、考えても答えは出てこないので「『消しゴム』だよ」とすぐに教えてあげましょう。一方、「どうして雨は降るの?」などのような質問に対しては、「どうしてだと思う?」と考えさせたり、一緒に図鑑や辞書を調べたりしながら、分からないことを子どもといっしょに考えるようにすると、深く考える力が身に付きます。
子どものころに納得するまで調べ考える習慣をつけることは、生涯の宝になります。
そして、推測でも、頓珍漢な答えでも、子どもが一生懸命考えて出した答えを「変なこと、言うのね」や「そんな訳ないでしょ!」などと笑ったり、否定してはいけません。どんな答えでも、思いっきり褒めてあげてください。そうすれば、子どもはもっと考えてみようという気持ちになります。
子どもの考える力を伸ばし自立させるためには、時間と根気が必要ですよ♪
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