こんにちは、みらい塾の馬場です。nigaoemaker1118_thumb

さて、海外で子育てをしていると、子どもが英語をどんどん吸収していく一方で、日本語の語彙や文法が追いつかないことに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

特に、「助詞(てにをは)」の使い方に苦戦する子は少なくありません。

助詞は日本語の文をつなぐ“接着剤”のような存在です。

これが正しく使えないと、言いたいことが通じにくくなったり
正しく文章の意味がつかめず理解できなくなったりします。


助詞ってなに?

助詞とは、「が」「は」「を」「に」「で」などで
単独では意味を持ちませんが、文の中で言葉をつなぐ大切な言葉です。

英語では「I eat fish. 」と「Fish eats me. 」のように
語順が変わると、意味も変わってしまいます。

一方、
日本語では語順が多少変わっても
助詞の使い方が正しければ意味は保たれます。


たとえば

 食べる。 

 食べる。 

助詞が変わるだけで、2つの文は意味がまったく違いますね。

このように、日本語にとって助詞は文の意味を決定づける重要な要素で
日本語の論理構造を支える柱だと言えます。

なぜ助詞を間違えるの?

海外在住の子どもが助詞をうまく使えない理由は、いくつかあります。

1)日本語のインプットが少ない

英語環境で生活をしている海外在住の子ども達は
日本語の会話量が限られ、助詞の使い方を耳で覚える機会が減ります。

家庭内で日本語を話す時間が短いほど
助詞の使用頻度も少なくなり
必然的に、日本在住の子よりも自然習得が難しくなります。

また前述のように、
英語では「I like dogs. 」のように語順が重要視されることから
日本語でも「ぼく いぬ すき」とつい助詞を省略して話してしまい
そうした誤用が定着しやすくなります。

2)助詞を省略しても通じてしまう

日本語の語彙が十分でないと
助詞を含まない、2~3語の短く単調な文になりがちです。

それゆえ、助詞なしでも意味が通じてしまいます。

ママ、これ 見て!



日本語力が十分でない子に対して
親もまた無意識に助詞を省略して話している場合も多いです。

バナナ、食べる?



自然の流れとして
子どもは親の言葉の使い方をそのまま模倣し、それが定着してしまいます。

3)発達段階による理解の差

助詞を正しく使うには
「言葉の意味を知っている」だけでは十分ではありません。

「誰が」「何を」「どうしたか」といった
文の組み立てを理解する力や、言葉の順序を整理する力が必要です。

こうした力は、4〜6歳ごろに育ってくるものですが
海外で日本語に触れる機会が少ないと
この発達のペースがゆっくりになることがあります。

そのため
言葉をたくさん知っていて、おしゃべりが上手なお子さんでも
文の中で助詞をどう使えばいいかが分からず、うまく伝えられません。

ただ、情報を整理する力は
助詞を使う日本語だけでなく、英語にもつながる大切な力です。

助詞の習得には時間がかかりますが
家庭ですぐに実践できる具体的なトレーニングをご紹介しましょう!

家庭でできる助詞トレーニング

(1)親の語りかけで耳からトレーニング!

親が日本語を話している姿を見せることが何よりも大切です。
日本語で丁寧に話しかけてあげましょう。

今日パパごはん作ろう!

お兄ちゃん公園友達遊んでいるよ♪

会話内の助詞を少し強調して話してあげると
子どもが意識しやすくなり、耳からその使い方を学ぶことができます。

特に「が・を・に・で」は、動作と関係付けて話すと効果的ですよ!

(2)写真や絵本で目からトレーニング!

動物のカードや写真を見ながら
言葉を助詞で繋いで文を一緒に作ってみましょう。

視覚的な情報と助詞を結びつけると、理解が深まります。

うさぎ にんじん 食べる 

 おもちゃ 遊ぶ    

一から自分で文作りが難しい場合は

・うさぎ(   )にんじん(   )たべる
・いぬ(   )おもちゃ(   )あそぶ

助詞部分を穴埋めにしてあげると取り組みやすいですよ!

(3)ゲーム形式で楽しくトレーニング!

  • 助詞探し競争
    好きな絵本の中に出てくる助詞を早く探す。
    1分間に多く見つけたほうが勝ち!
  • 即興でお話作り
    イラストカードをめくって即興でお話を作る。
    助詞の数だけ得点に!
  • おもしろ文作り
    指定された助詞を使って面白い文を作る。
    笑いがおこったら得点!
  • パッと変換
    英語(to the park)から日本語(公園へ)に素早く変換する。
    初めは短いフレーズで、慣れてきたら文にレベルアップ!


まずは、助詞に注目させることから始めましょう!

助詞は一朝一夕で身につくものではありません。
でも、親子の会話の中で少しずつ育てていくことができます。

子どもが自分の思いを言葉にできるようになるその瞬間を
ぜひ一緒に楽しんでくださいね!😉

みらい塾は伝える力をしっかり育てます!


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