皆さんのお子さんは、最後まで諦めないタイプですか。それとも、すぐに投げ出すタイプですか。
少し難しい問題にぶつかると、考えることをすぐに止めてしまう子どもは少なくありません。
最後までやり抜く子は、自ら取り組もうとする意欲やチャレンジ精神があり、自分の力で解決できるスキルを持ち、よりよい解決のために何が必要かを分析する力を備えています。変貌するこれからの社会に対応するためにも、こうした自力が強い子に育ってほしいと願うのは親として当たり前の思いです。
一方で、すぐに投げ出すタイプは、困難に立ち向かう心的エネルギーや体力がなかったり、何にでも面倒くさがったり、諦めが早かったりする子のことです。また、他人から言われないと取り掛かれなかったり、報酬がないと取り組まなかったりするのが特徴です。
自分から取り掛かったことではないので、「仕方なくしている/やらされてる」感は拭えませんし、誰も何も言わなければ、自分から取り掛かろうとはしません。さらに、「テストで90点以上取ったらお小遣いをあげるよ♪」「これを最後までしたらゲームを買ってあげるよ」など、魅力的な報酬(ごほうび)を約束して取り組ませる方法は当初はうまくいきますが、それを続けていると子どもがある程度の報酬に慣れてしまい、より魅力的な報酬でないと取り組まなくなっていきます。また、報酬を与えるのを止めてしまえば取り組まなくなるだけでなく、目的が達成できなかったときは、報酬への執着や依存だけが残ってしまいます。
こうした子どもを生み出す原因のひとつに、【親の過干渉】があげられます。
○子どもがすることを親が決めてしまう
○子どもの行動を常に先取りして手助けしている
○親の意見を優先させる
このように親がいつも先回りして子どもの言動をコントロールしていては、最後まで自力で頑張る子には育ちません。
たとえば、子どもが靴ひもをうまく結べないとき、過干渉の親はすぐに代わりに結んであげてしまいます。しかし、「やり抜く子」を育てるのであれば、マジックテープ付きの靴を自力ではける体験を子ども自身に積み重ねさせ、自らひも靴にチャレンジしたくなる気持ちを引き出すような道筋を作ってあげることが大切です。乳幼児期から「わかった!」「できた!」というスモール・ステップの達成感をどれだけ多く積んできたかで、その後、学童期以降の【やり抜く力】を養うことができるのです。
「じゃ、うちの子は、もう小学生(中学生)だから無理なのか…」とすぐに諦めないでください!
今からでも、「わかった!」「できた!」という達成感を子どもに積み重ねさせてあげれば良いです。まずは、子どもが達成感を得やすい比較的低いレベルの課題から始めましょう。
たとえば、漢字が苦手な子であれば、いま学習している漢字の1~2学年下の問題集を与えてあげれば良いでしょう。10問のうち8問知っている漢字があれば、残り2問を覚えるだけなので問題集をするのもあまり苦にはならないでしょう。このとき、学習の最後には必ず100点をつけて終わらせることが重要です。昔から【終わりよければすべて良し】ということわざがあるように、ものごとは最後の締めくくりが大切で、「やり切った」という気持ちや充実感が次のやる気へとつながっていきます。
子どもは本来、知的好奇心や冒険心が強いものです。学習の中に「面白さ」を発見できれば、自分で取り組み、最後までやり切るようになっていきます。
子どもの可能性を信じて、今日から親子でスモール・ステップを達成していきましょう!
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