こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。
皆さんの名字（または旧姓）は、日本人の中では多いほうですか？
一般に、多い名字は何かと聞かれると、「佐藤」「高橋」「鈴木」などが思い浮かびますが、実際に私の周りにはそれらの名字を持つ方があまり多くいなかったので、正直実感がありませんでした。
しかし、そんな私の疑問に答えるべく、先日、文士・事物起源研究家の松永英明氏が、名字に関しての著書を多く出している姓氏研究家の森岡浩氏のサイトにある「都道府県別名字ランキング」と「日本人の名字ベスト２００」の統計データに基づき作成した「都道府県別 多い名字可視化マップ」をブログで公開しました。
この「都道府県別 多い名字可視化マップ」によると、名字は東日本と西日本では明らかに違うようです。
【第１位 佐藤】
東北で圧倒的に多いのは「佐藤」で、関東まで勢力を伸ばしています。佐藤の姓は、左衛門尉藤原氏（藤原秀郷流）を由来とするものが主流のようです。
【第２位 鈴木】
東海から関東を本拠地とし、東北地方南部まで太平洋側を北上しています。穂積姓の者が鈴木を名乗ったと言われています。
【第３位 高橋】
高橋姓も関東を本拠地としていますが、鈴木姓とは違い日本海側から北上するような分布です。
【第４位 田中】
北陸・近畿・山陰・北九州を中心に、四国をのぞく西日本全域で勢力を広げています。
皆さんの名字は、どの辺りに分布していましたか？
【参考】
www.kotono8.com/blog/2012/image/myoji-kashika.pdf：都道府県別 多い名字可視化マップ
今日のひとり言
| 「佐藤・高橋」は全国的に広がっているせいか、関西出身の私もお見掛けしたことがありましたが、「鈴木」の名字の方と出会う機会が少なかった理由がこの分布図でようやく分かりました。 ちなみに、私が知っている鈴木姓は、イチローくらいでしょうか？ また、私の周辺には「田中・山本・中村」が多かったのもこの分布図を見ると納得です。そう言えば、小学校のころ、山本姓の子がクラスにいつも２人はいました。 ちなみに私の名字「馬場」は、「日本人の名字ベスト２００」の１４７位にランクインしていました。微妙な順位です…。(^_^;) |