リビングルームに巨大な像が突如現る?!


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。camera3.png

ニューヨークは一年を通して街の至るところで、さまざまなアートを見かけることができますが、皆さんは、今話題のパブリック・アートをもうご覧になりましたか?

columbus public art

ご存知の通り、Centra Park(セントラル・パーク)のすぐ傍のColumbus Circle(コロンバス・サークル)は、マンハッタン・アッパーウェストサイドにある円形広場で、その中心に大理石で作られた4メートルもあるThe Statue of Christopher Columbus(クリストファー・コロンブス)の像があります。

この像は、イタリアの彫刻家Gaetano Russo(ガエターノ・ルッソ)により、1892年にアメリカ初渡航400周年記念のひとつとして建てられたもので、現在でも地上70フィート(約21メートル)の柱の上にそびえ立ち、ニューヨークの名物のひとつとして知られています。
今回のパブリック・アートは、なんとこの巨大なコロンブス像を使った作品ということで、多くのニューヨーカーから注目を浴びています。

「Discovering Columbus(コロンブスの発見)」と名付けられたこの作品を手掛けたのは、ドイツ在住の日本人現代美術家のTatzu Nishi(西野達)氏です。西野氏は、コロンブス像だけでなく、シンガポールのマーライオンやスイスの天使像など公共にあるモニュメントや建物をアートに取り込み、プライベートな空間を作り出す作品を多く生み出しているアーティストとして有名です。

そのユニークな西野氏の作品がニューヨークの街に登場しました!

6階まで狭い階段を上っていくと、部屋のど真ん中にある巨大なコロンブス像が目に飛び込んできます。通常、車道で囲まれた円形広場にある像なので、これほど近くで見られることは滅多にありません。また、コロンブス像だけでなく部屋のピンクの壁紙もとても可愛らしく子ども達にも評判のようですので、ぜひ近くでジックリ見てみてくださいね。アメリカンなイラストが所狭しと描かれていますよ。

展示会場は25人までの人数制限および30分ごとの入れ替え制です。入場は無料ですが、完全予約制なので事前にチケットを申し込むのをお忘れなく。

11月18日(日)までの期間限定の展示ですので、コロンブス像を間近でご覧になりたい方はお早目にどうぞ!

【会場詳細】
Columbus Circle
59th St & 8th Ave
10 am – 8 pm
予約サイト

【参照記事】
Public Art Fund

 今日のひとり言
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巨大な像が、リビングルームの真ん中にある非現実的な空間は、なんとも不思議です。
ただ、次のホリデーの10月8日のColumbus Day(コロンバス・デー)には、毎年コロンブス像の前を通るパレードがありますが、残念ながら、今年はコロンブスさんは自宅(?)にこもっているので、外から拝むことはできないみたいですね。(^_^;)

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