日本とアメリカの小中学校を比較 ①


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。kay4

日本の小中学校経験者の皆さんは、お子さんが通っているアメリカの学校との違いに驚かれたのではないでしょうか。


School’s out / Loozrboy

今日は、そんな日米の小中学校の違いをいろいろと比較し、私、塾長の独断と偏見で優劣判定をしてみたいと思います。

 

「アメリカでは…」と一言でまとめられないくらいアメリカの学校は各州ごとで違います。ですので、皆さんのお子さんが通っている学校とは異なることもあるかも知れませんが、ここでは、私が比較しやすい日本とニューヨークにある一般的な公立学校についてお話しします。

1.入学式がない

日本では桜の舞い散る季節に欠かせない人生の一大イベントでもある入学式ですが、ここニューヨークでは残念ながら存在しません。

ニューヨークの学校初日は、自分のクラス番号を確認した後、子ども達は早々に担任となる先生に引率されて各教室に向かいます。保護者は校内には入れませんので、ここで解散です。通常、前年度最後の通知表に次年度のクラスが記載されているので、子ども同士では誰と同じクラスになったかという話題で夏休みに盛り上がります。

また、小学校の頃は前年度最後の週に配布されたSchool Supplies List(学用品リスト)に書かれた数々の学用品を持参するので、初日にもかかわらず、両手がふさがるほどの大荷物で子ども達は大変です。

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【塾長の判定】
GOOD 日本  VS  BAD ニューヨーク

入学式はあるに越したことはない!
せめて、親がもう少し余韻にひたれるような初日であってほしいですね。
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2.朝のホームルーム

ニューヨーク(これはアメリカ全土でも行っていそうですね)の小中学校の一日は、Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)から始まります。毎朝ホームルームでは、必ず先生も生徒もいっしょに起立し右手を左胸の上に置きながら、クラス全員で誓いの言葉を斉唱します。

こうして毎日繰り返し忠誠の誓いを立てると、おのずと「愛国精神」というものが育まれるのでしょう。


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【塾長の判定】
BAD 日本  VS  GOOD ニューヨーク

日本では、国歌の歌詞などに関して賛否両論があるようなので、クラス全員で「君が代」を斉唱するのはなかなか難しいようですね。
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3.留年・飛び級

日本の義務教育は一斉教育なので、学年ごとの子どもの年齢は決まっています。ですので、日本の小中学校で留年や飛び級をすることは滅多にありません。しかし、年齢よりも子どもにあった「学力・能力」を重視するニューヨークの学校では、小学生から留年も珍しいことでは決してありません。

ただ、テレビ番組で時々拝見するような小学生が大学生になるような急激な飛び級は、実際はほとんど見受けられません。飛び級をして成績が下がるよりは、そのままの学年でトップを取ることの方が良しとされる傾向にあるからのようです。

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【塾長の判定】
BAD 日本  VS  GOOD ニューヨーク

子どもの学力や家庭の事情により、小学校入学を一年遅らせることもできる自由度の高いシステムは素晴らしいですね。
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今回の日米学校対決では、1対2でニューヨークに軍配が上がりました。

ただ、この他にも、まだまだ日本とニューヨークの学校には違うところが沢山あります。また近いうちに、この続きをお話ししたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!

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小学校の入学初日、私は会社を休んでドキドキしながら息子と学校に向かいました。が、ものの30分ほどで子ども達はみんな校内に入ってしまい、アッと言う間に終了してしまいました。あまりのそっけなさにかなり驚いたことを今でも鮮明に覚えているほどです。日本の入学式が少し羨ましかったです。(>_<)

 

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ジモモ ニューヨーク

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