皆さんは、よくコーヒーを飲みますか。
いまや、1日の始まりにコーヒーは欠かせないという方も多いのではないでしょうか。
実は、日本は世界でも有数の「コーヒー好き」として知られています。国際コーヒー機関が2011年に発表した統計でも、世界の国別消費量において、日本は、アメリカ・ブラジル・ドイツに次ぐ第4位という結果でした。
そう言われれば、日本には昔から純喫茶が存在し、豆本来の味にこだわるコーヒー文化がありました。さらに、【サイフォン】や【ハンドドリップ】などで淹れる本格的なコーヒーのみならず、家庭で手軽に楽しむためのインタスタントコーヒーや出先でも簡単に飲める缶コーヒーなど、低価格かつ高品質なコーヒーを日常的に飲んでいる国です。
一方、アメリカのコーヒーの歴史を振り返ると、コーヒーの大量生産が可能になった19世紀後半は、浅煎りの豆を使って多めのお湯で淹れるコーヒーに、砂糖やミルクなどを入れない、いわゆる【ブラック・コーヒー】が主流でした。色が若干薄めのこのようなコーヒーは、日本ではアメリカンコーヒーと呼ばれていましたね。
続く70年代以降はStarbucks(スターバックス)やTully’s Coffee(タリーズ・コーヒー)などの【シアトル発】のコーヒーチェーン店が次々と開業し、それまでアメリカ人には馴染みのなかった深煎りのエスプレッソにミルクを合わせる「Caffe Latte(カフェラテ)」が急速にアメリカ全土へと広がりました。スターバックスのカップを片手にWall Street(ウォール街)を颯爽と歩く姿は、今ではニューヨークの定番スタイルですよね。
そして、2000年代に入ってからは、豆の産地や種類、煎り方、淹れ方などにまでこだわる本格コーヒー文化の波がやってきたことで、これまでのバラエティー豊かなフレーバーを持つカフェスタイルに変化が出始めています。
そこで、今日は、ニューヨークで本格的なコーヒーが楽しめるコーヒー・ショップをご紹介しましょう。
Blue Bottle Coffee
Oakland, California(カリフォルニア州オークランド)発祥のコーヒー・ショップで、本格派コーヒーの代表的な店のひとつとして有名です。日本にも2015年に出店する予定です。焙煎48時間以内のこだわりのオーガニック豆を使い、1カップずつ丁寧に淹れるのが特徴です。
Blue Bottle Siphon Bar / kennymatic
《ロケーション》
○450 W 15th St
○1 Rockefeller Plaza, Concourse Level
○600 11th Ave
○The High Line, 10th Ave and W 16th St(春~夏のみ)
○85 Dean St, Brooklyn
○160 Berry St, Brooklyn
公式サイト
Jack’s Stir Brew
全米一に選ばれたこともある地元密着型のコーヒー・ショップで、オーガニックにこだわり、コーヒー豆は生産者の不公平取引を打開した流通システム「Fair Trade(フェアトレード)」を採用、ミルクは地元で生産されたものを使用しています。
《ロケーション》
○138 W 10th St, NY
○222 Front St, NY
○10 Downing St, NY
Roasting Plant Coffee
新鮮な豆を提供するのがモットーのユニークなコーヒー・ショップで、注文を受けると、一人分のコーヒー豆が天井に張り巡らされている真空管を伝って飛んできます。
The Roasting Plant / guybo
《ロケーション》
○81 Orchard St
○75 Greenwich Ave
番外編
建築アーティストのグループが手掛けたコーヒー・ショップ「D’espresso by Nemaworkshop」は、すでに数々の賞を受賞しており、【世界でもっとも美しいカフェ】に選ばれるほど斬新かつ洗練された空間を生み出しています。このカフェの最大の特徴は、店内が90度に回転させた「図書館」スタイルです。
※情報に関しての詳細は、公式サイトまたは上記連絡先へ直接お尋ねください。
ブルー・ボトル・コーヒーの創設者ジェームズ氏は、日本のこだわりのあるコーヒー文化に感銘を受け、純喫茶の職人技に独自のモダン・スタイルを取り入れて店を作ったのだそうです。ちなみに、店内にあるケトルやネルは日本製なんですって!日本には、今でも昔ながらの【喫茶店】はあるのでしょうか。(^-^)
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