皆さんのお子さんは、日本語の本を読んでいますか。
日米問わず、勉強の柱は「Reading(読書)」です!
アメリカの子ども達は、小学生になると学校でたくさんの本を読みます。と言うか、読まされます。なぜなら、アメリカではリーディング力の強化が学力を向上する近道であると広く認識されているからです。
もちろん、それは日本でも同様です。
ひらがな・カタカナ・漢字を学べば、どの子も簡単な文章が読めるようになります。しかし、この段階では文字を拾い読みしているだけで、本をスラスラ読むことはできません。通常、海外での日本語教育はこの文字の習得の段階で止めてしまうことが多く、そのため、【文字は読めるが本は読めない】子どもが非常にたくさん存在します。
こうした拾い読みの段階からスラスラ読みへと移行させるのが【多読】です。
多読とは、本をたくさん読むことです。
文章は、「文字→単語→文節→文→段落」から形成されていますが、文字をかたまりとして認識したり、主語・述語や修飾・被修飾語などをスムーズに理解したりという能力は多読によって培われます。
一般に、全文からメインとなる文や、文脈を捉える能力は小学校中学年~高学年ごろに開花します。しかし、それには、小学校低学年での精読(≒熟読:キーワードの意味を正しく理解しながらていねいに読むこと)がきちんとできているのが前提です。小さい頃からの充実した読書経験は、将来の読解力の向上に強く影響を与えるのは言うまでもありません。
さらに、多読により、リーディングのスピードが向上するのはもちろんのこと、語彙や文法などのルールも知らず知らずのうちに身につけることができます。
一方、読書ではなく、会話(口頭)やテレビなど耳から日本語を学習した子は、日常会話の中で使用頻度が低い表現(ことわざ、慣用句、四字熟語など)や生活にあまり関係が深くない語彙を十分に習得できておらず、それが【日本語の本が読めない】大きな要因となっています。
まず、多読する本は、子どものレベルに合ったもの、簡単に読めるものでなくてはなりません。難しすぎる本を無理に読ませると活字嫌いになるので注意が必要です。子ども向けの本には、大抵レベルが記載されていますが、ない場合は、最初の数ページを子どもに読ませてみてください。1ページに読めない単語が5個以上ある場合はその本は難しすぎるので多読には不向きです。ただ、「多読するには難しすぎるが子どもが気に入っている」のであれば、ぜひ読み聞かせ用にしましょう。読み聞かせは多読するレベルよりも若干高い方が好ましいです。
小学校低学年までの読書は、黙読ではなく音読が基本です。音読は聴覚により、文章理解を促進します。ゆっくりで構いませんので、まずはていねいに音読する習慣を身につけさせましょう。
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