10月も中旬に入り、街路樹も紅葉を始めニューヨークにもとうとう秋がやってきましたね。すでに朝晩はジャケットなしでは寒くて震えてしまうほどですが、日中はまだまだニューヨークのお散歩が楽しめる良い季節です。
ニューヨークの紅葉のピークは10月下旬~11月初旬でもう少し先になりますが、ニューヨークのこの時期一番のおすすめスポットは、なんと言ってもセントラルパークです。高層ビルを背景に紅葉した木々を望めるのはニューヨークならではです。
そこで、今日はセントラルパークの紅葉スポットをご紹介しましょう!
セントラルパークの紅葉スポット
1)Gapstow Bridge
2)The Mall and Literary Walk
3)Bow Bridge
4)Belvedere Castle
Gapstow Bridge
59丁目と5番街付近の池周辺にある美しく湾曲した橋は、セントラルパークの象徴的な橋のひとつです。このスポットはよくポストカードの景色としても使われるので、ニューヨーカーでなくとも目にしたことがあるのではないでしょうか。
また、南向きには木々の間からプラザホテルなどの有名な高層ビルが顔を覗かせ、秋の紅葉シーズンだけに限らず、冬にはWollman Rink(ウォルマン・スケートリンク)で滑っている人たちを、春にはVictorian Gardens(ビクトリアン・ガーデン)のカラフルな花々を、夏には夏季限定遊園地で遊んでいる子ども達を目にすることができます。
The Mall and Literary Walk
セントラルパークの中央、66丁目~72丁目にかけて貫いているこの「モール」と呼ばれる場所はセントラルパーク内で唯一の直線の道路上に大聖堂のようなキャノピーがニレの木々で形成してある並木道であり、パーク内でもっともよく映画やドラマの撮影が行われているスポットでもあります。
モールの南端には、William Shakespeare(ウィリアム・シュークスピア)、Walter Scott(ウォルター・スコット)、Robert Burns(ロバート・バーンズ)、Fitz-Greene Halleck(フィッツグリーン・ホーレック)などを始めとする数多くの詩人や作家たちの彫刻が点在し、Literary Walk(文学の道)として知られています。
もちろん、その中にはただいまColumbus Circle(コロンバス・サークル)で自宅待機中のChristopher Columbus(クリストファー・コロンブス)の彫刻もあります。アメリカ広しと言えども、セントラルパーク近郊で同一人物の像が2体もあるのは、コロンブスくらいではないでしょうか。
The Lake
71丁目~78丁目にかけてセントラルパークの中央にあるこの湖は、パーク内ではReservoir(レザヴォア:貯水池)の次に大きな人口の湖です。
夏~秋にはボートを貸し出ししており、ボート遊びに興じていると大都会ニューヨークにいることを忘れてしまうほどの景色が延々と広がっています。多くの自然の木々に包まれているセントラルパークを満喫するのに最適なスポットです。
Bow Bridge
セントラルパークの中央、74丁目付近には、アーチェリーの弓やバイオリンの形に似ていることから名付けられたBow Bridge(ボウ・ブリッジ)があります。この橋は、パーク内で最初に作られたcast-iron bridge(鋳鉄橋)であり、全米で2番目に古い橋でもあります。
Ramble(ランブル:パーク内でもっとも自然の姿がそのまま残っているハイキングコース)とCherry Hill(チェリー・ヒル:名前の割には桜の木はあまりないのが残念)をつなぐ橋でもあり、数多くのロケ地にもなっています。
上でご紹介した湖と同じ場所にあるので、貸しボートを漕ぎ進めるとこのボウ・ブリッジが見えてきます。
Belvedere Castle
セントラルパークを見渡すのにピッタリのスポットが、セントラルパーク中央、79丁目付近にある古城・Belvedere Castle(ベルヴェデーレ城)です。名前にもある「belvedere」は、イタリア語で「美しい眺め」を意味しており、その名に相応しい美しい景観をここで長年守り続けています。
また、ニューヨークの天気予報で必ず伝えられるセントラルパークの温度は、このベルヴェデーレ城の上から観測されているんですよ。
【ベルヴェデーレ城開館時間】
毎日、午前10時~午後5時
問い合わせ先: 212-772-0210
紅葉の見ごろはアッと言う間に過ぎてしまうので、このチャンスを逃さないよう、天気が良い日にはご家族でぜひセントラルパークへお出かけくださいね♪
【参考サイト】
セントラルパーク公式サイト
パーク周辺にはレンタル・バイクもたくさんあるので、自転車を借りてセントラルパークを1周するのも良いですよ。ただし、坂道がかなりキツイ場所もあるので、あまり無理をされませんように!(^_-)-☆
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