海外での日本語学習として、「国語」を勉強させている方が多いですが、
国語だけでは、日本語力は伸びないのをご存知ですか。
言うまでもなく、国語はすべての学問の基礎となります。
IT技術が著しい発達を遂げている現代においても、
多くの情報はネット上で書かれたものから得ることができます。
そのため、海外でも、
国語を勉強することは日本語力を伸ばす上では欠かせません。
しかし、
国語だけで日本語力が伸びるのは、
せいぜい小学2年生程度の学力までです。
幼児~小学校低学年までは、ひらがなやカタカナのような文字の練習がほとんどです。
この時期は、知識を増やすよりも読み書きの基礎を習得ことが勉強のメインです。
ですので、この時期のお子さんの日本語力がドンドン伸びていくるのが日々実感できます。
しかし、
小学3年生を境に、
国語だけを勉強してもほとんど日本語力の伸びは感じられなくなってしまいます。
この時期の伸び悩みの大きな理由の一つとして、
海外での家庭学習では、国語=漢字だと思っている方が非常に多いからです。
漢字はもちろん日本語の読み書きの大切な要素ではありますが、
漢字学習だけでは
本をスラスラ読めるようになったり、
作文が上手に書けるようになったりしません。
漢字学習は小学校低学年で学習した「ひらがな・カタカナ」と同様、
文字の練習でしかありません。
漢字の書き順や字形を練習したあとに、
これらほかの要素(知識)の積み上げがあればこそ、日本語力は順調に伸びていきます。
つまり、
小学3年生以降も日本語力を順調に伸ばしていくためには、
学習した漢字を使えるだけの十分な語彙が必要であり、
正しく文を書くための文法や表記の知識が必要です。
海外での日本語力アップを目指すには、
漢字よりも学ぶべきことがほかにもある
ということを念頭におきながら、日本語の学習計画を立てるようにしましょう!
また、語彙を増やすためには、
国語以外の算数、理科、社会などの他教科の知識も必要となってきます。
日本で暮らしている子にとっては、当然のように理解できる言葉も、
海外在住の子ども達にとっては、初めて聞く場合がほとんどです。
他教科から得られる知識や用語の習得不足から、
特に小学3年生以降、
本の内容を理解するのが難しくなってきたり、
文中に登場する熟語や言葉の意味が分からなかったりし、
1~2年生ではできていた、スムーズな音読がさらにできなくなってしまうようになります。
「近頃、子どもの日本語力が伸びなくなってきたかも」と思われる方は、
国語以外の勉強も日本語ですることを検討してみてください!
みらい塾では
海外で総合的な国語力・日本語力をつけることを目指した
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