日本では川柳が盛んですが、皆さんがお好きな川柳コンクールはありますか?
私が毎年楽しみにしているのは、サラリーマン川柳とトイレ川柳です。この2つはかなり有名なので、海外暮らしをしていてもご存知の方が多いのではないでしょうか。今日は、先日入賞者が発表されたばかりのその内のトイレ川柳の方をご紹介します。
トイレ / amadeusrecord
トイレ川柳は、日本でトイレ・洗面器などの衛生陶器で約6割のシェアを誇る大手製造メーカーのTOTO(トートー)が主催し、すでに日本で広く定着しているウォシュレットが2000万台を突破したのを記念して2005年にスタートしました。トイレにまつわるエピソードを「5・7・5」の川柳にのせ、面白おかしく表現した川柳コンクールです。
コピーライターの仲畑貴志氏により選考された川柳20句をトイレットペーパー型の川柳集として、11月10日(いいトイレの日)に出版するのが、他のコンクールとは一線を画しています。
毎年、「なるほど!」「うまい!」と感心する作品が多く、今年の応募総数は26,525句で、例年通りの人気の高さが伺えます。トイレという狭い空間で繰り広げられる思い思いの気持ちが詰まった作品は、ある意味深いです。
さて、気になる「第8回トイレ川柳大賞」の入賞作品は以下のとおりです。
【最優秀賞】
「生涯の 決断だって するトイレ」
【グリーンチャレンジ賞】
「ニガウリが トイレをのぞく エコの夏」
【キッズ賞】
「壁の地図 トイレを出発 世界一周」ほか3句
【優秀賞】
「子を囲み 皆で力む 初トイレ」「たくさんの 涙を見てる 社のトイレ」ほか12句
【佳作賞】
「きっとある トイレの中で できた曲」「伝言は トイレに貼れば 読まれます」ほか18句
個人的には、最優秀賞の「生涯の 決断だって するトイレ」に心を打たれました。誰にも邪魔されない空間だからこそ、考え込んでしまう人間の心理をうまく短い言葉で表現している作品だと思います。トイレは人生を大きく左右する重要な決断をするかもしれない大切な空間だと改めて認識しました。
この気持ちを忘れず、毎日きれいにトイレ掃除に精進します!
詳細は、以下のサイトより。
TOTO トイレ川柳
トイレにまつわるエピソードと聞くと非衛生的な言葉が並びそうですが、とんでもありません! ぜひウェブサイトの入賞作品をご覧になってください。質の高さに驚きますよ。
最優秀賞の他にも、優秀賞の「子を囲み 皆で力む 初トイレ」に自分の体験した光景が脳裏に蘇りました。我が子のトイレトレーニングは母として忘れがたい思い出です。それが良いか悪いかは別として…。(^_^;)
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