今夏、日本に帰省される皆さんは、そろそろ、準備を始めているころではないでしょうか。
US Passport / Damian613
帰省の際、絶対に忘れてはいけないアイテムのひとつは、もちろん「パスポート」ですよね。
アメリカで生まれた子どもは、日本とアメリカの両方のパスポートを持って帰省するのが一般的です。ただ、日米間にはVisa Waiver Program(ビザ免除プログラム)があるため、90日以内の観光・商用目的であればビザなしで渡航が許可されますので、日本のパスポートを取得する時間がどうしてもなかったりした場合、アメリカのパスポートだけでも日本への出入国は可能です。しかし、アメリカへの出入国にはアメリカのパスポートが必須ですので、子どものアメリカのパスポートの取得はくれぐれも忘れないようにしましょう。
そこで、今日はアメリカのパスポート申請方法(未成年)についてお話します。
申請場所
アメリカでは、United States Postal Service(USPS:郵便局)でパスポートの申請が行えます。郵便局によっては事前に予約が必要なこともあるので最寄の郵便局で確かめてからお出かけください。最寄の郵便局は、USPSサイトから検索できます。
申請に必要な書類
申請には以下の6つの書類が必要です。
1.申請フォーム
2.米国市民であることを証明する書類
3.子どもとの関係を証明する書類
4.両親の身分証明書
5.写真1枚
6.申請料金
(1)申請フォーム(Form DS-11)は、郵便局の窓口にもありますが、事前に必要事項を記入していく方が便利なので、米国パスポートサービスのサイトからダウンロードすることをおススメします。申請フォームはPassport BookとPassport Cardの2種類ありますが、通常はPassport Bookの方を申請します。ちなみに、Passport Cardはアメリカの近隣の国々(カナダ、メキシコ、カリビアン、バミューダなど)に車や船など飛行機以外で国境を超える場合にのみ使うことができるパスポートの簡易バージョンです。
(2)米国市民であることを証明する書類には、子どものBirth Certificate(出生証明書)のオリジナルを提出します。コピーは不可です。書類は後で返却されますのでご安心を。
(3)子どもとの関係を証明する書類には、上記の出生証明書に両親の名前が記載されていれば特に問題はありません。
(4)子どものパスポートを申請する場合は、両親それぞれの身分証明書(運転免許証、パスポートなど)が必要です。身分証明書を両面コピーしたものを持参しましょう。
(5)近年、パスポート写真を自宅でデジカメで撮影する人も増えてきましたが、パスポート写真にはサイズ以外にも細かな条件がありますので注意しましょう。写真はカラーで、2x2インチの大きさ、また6ヶ月以内に撮影されたものに限ります。
(6)現時点で、16歳以下の子どものパスポート申請料金は105ドル(申請料80ドル+手数料25ドル)です。現金、パーソナル小切手、Money Order(郵便為替)、またはDebit Card(銀行からの直接引き落とし)で支払うことができます。
必要な時間
通常であれば、2~4週間ほどで郵送で届きます。しかし、夏のこの時期はパスポートを申請する人が集中するため、受け取りまでに4~6週間ほどかかります。
旅行までにあまり時間がない方や、一日でも早く手に入れたい方は、Expedited Service(優先サービス/60ドル/2~3週間)やOvernight Delivery(翌日配達/12.85ドル)などを使うと便利です。
その他
16歳以下の子どものパスポートを申請するときは、たとえ生まれたばかりの赤ちゃんでも申請者本人と両親が必ず同席しなければいけないので注意しましょう。さらに、16歳と17歳の未成年者は、上記1~6の書類の他にParental Consent(親の同意書)が必要となる場合もあります。
申請した日から5~7日経てば、オンラインに申請状況がアップデートされます。オンラインで申請状況を確認するには、Last Name(苗字)、誕生日、Social Security Number(SSN:社会保障番号)が必要です。
早めにパスポートの用意をし、帰省のためのパッキングを始めてくださいね♪
【問い合わせ先】
877-487-2778(平日8時~22時)
[email protected]
パスポートの申請料金は、右上がりにドンドン値上がりしてますね。日米両方のパスポートを家族4人分取得すると、なんと1000ドル以上の申請料がかかります!日本に帰るのも大変ですね。(>_<)
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