もしものときの対応を子ども達にうまく伝えるには?


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。kay2

アメリカで暮らす私たちには、忘れられない日があります。


Ground Zero, NY, USA / prasad.om

2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロ事件。航空機が使用された史上最大規模のテロ事件であり、全世界に衝撃を与えました。

 

 

あの恐ろしいテロ事件から今日でちょうど12年が経ち、あのとき崩壊したワールド・トレード・センター跡地には、犠牲者の慰霊碑「9.11メモリアル」があります。そして、その慰霊碑のすぐそばでは、超高層ビル「One World Trade Center(ワン・ワールド・トレード・センター)」が着々と建設されています。アメリカ独立の年にちなみ1,776フィート(約541メートル)の108階建てとなるこの高層ビルは、2014年に完成予定だそうです。


Ground 0,One World Trade Center – NYC, Set2011 / Ana Paula Hirama

テロの犠牲となられた方々、また、自分の命をかえりみず救助中に亡くなられた勇気ある消防士の方々に心からお悔やみ申し上げます。


9月11日のあの日から、最先端の危機対応・管理に定評のあるニューヨーク市では、市の公式サイトで子ども向けの危機対応動画を一般公開しています。

公開されている4~5分ほどの子ども向け動画は、ハリケーンに備えての心構えや非常持ち出し袋の準備などに関するビデオ「Ready, Set, Prepare」と、火事が起こったときの対応ビデオ「Emergency Experts」の2本で、もしものときの対応方法などを子ども達に分かりやすく伝えられるようアニメを使用しています。

http://www.nyc.gov/html/oem/images/features/readysetprepare.jpg http://www.nyc.gov/html/oem/images/features/emergencyexperts.jpg

可愛らしいこれらのお役立ち動画はクイーンズ区にあるGoldie Maple Academy(ゴルディー・メープル・アカデミー)に通う小学3~6年生の子ども達によって制作されたというから驚きです。

ビジュアル・アートやメディア専門の非営利団体「Small Factory Productions」により提供されたこの動画は、作画から吹き替え、動画内の曲選びから歌まで、すべて子ども達の手による作品で、災害という比較的重いテーマにもかかわらず、かなり親しみが持てる見やすい動画となっています。挿入歌も子ども達の可愛い歌声とリズミカルな歌詞が好印象です。

また、同サイトには、この他にも、大人向けの危機対応マニュアル動画も多数あり、英語、中国語、ロシア語、スペイン語の字幕付きの動画も用意されています。

家族全員で危機管理について考えるのに、今日という日は良い機会ではないでしょうか?

 

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日本でも、東日本大震災のあと各自治体で、対策マニュアルを作成したり、避難場所の確認や緊急時の対処法などを広く公開したりしているそうです。事前に少しでも準備ができていれば、いざというときにパニックにならずに行動できるのかも知れませんね。(^-^)

 


 

 

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ジモモ ニューヨーク

 

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