こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。
皆さんは、コーヒー派ですか？ それとも、紅茶派ですか？
コーヒーと紅茶 / yto
日本では、「アメリカン・コーヒー」と言えば、薄いイメージがありますよね。でも、アメリカン・コーヒーは本来、浅い焙煎で入れたコーヒーのことなんですって。
1980年代にStarbucks Coffee（スターバックス・コーヒー：通称スタバ）が北米全土で展開し出してからと言うもの、McDonalds（マクドナルド）やDunkin’ Donuts（ダンキン・ドーナツ）などファストフード店でもコーヒーの販売を積極的に行うほど、近年、アメリカはコーヒー消費大国になってきました。しかも、これまであっさりとした味わいのコーヒーを好んで飲んでいたアメリカ国民にも、エスプレッソを始めとする濃い目のコーヒーが徐々に受け入れられるようになってきました。
そんな濃い目のコーヒーがお好きなの方のために、ニューヨークで一番美味しいコーヒーと称されている「Mud Coffee（マッド・コーヒー）」をご紹介しましょう！
Mud / igorschwarzmann
現在、East Village（イースト・ビレッジ）に店舗を構えている「Mudspot Café & Restaurant（マッドスポット・カフェ）」は、2001年の当時では珍しい（今でも類を見ませんが…）コーヒー専門の販売トラックから始まりました。
鮮やかなオレンジ色が特徴の「Mudtruck（マッド・トラック）」は、どこに駐車していても一目で分かるほど印象的で、ほかのフード・トラックとは一線を画しています。ニューヨークには、こうしたコーヒーを売っているフード・トラックは数多く存在しますが、それらはドーナツやホットドックなどほかのフード類もいっしょに販売しており、マッド・トラックのようにコーヒーだけを売っている販売トラックは初めてでした。
Mud Coffee / Steve Isaacs
しかも、マッド・トラックのはじめての停車場所に選んだのは、コーヒー専門店である２軒のスターバックス店舗の中間地点。しかも、なんと２軒の店舗は歩いて１分、距離にして500フィート（約150メートル）ほどしか離れていない至近距離にありました。そのため、初日の売り上げはゼロ というシビアな結果に…。しかし、それだけ終わらないのが、オーナーのGreg Northrop（グレッグ・ノースロップ）＆Nina Barott（ニーナ・バロット）夫妻でした。
２人のコーヒーにかける情熱と努力の甲斐あって、日に日に、コーヒーが美味しいフード・トラックとしてニューヨーカーの間で評判になり出し、毎日行列ができるほど。さらに、開店しておよそ１か月後には、NY Times（NYタイムズ）、Time Out New York（タイムアウトNY）、Village Voice（ビレッジ・ボイス）などの地元の新聞や雑誌、地元テレビ局のFOX５（フォックス・ファイブ）が紹介したことで一気に注目を浴びることとなりました。
そして、ついには、イースト・ビレッジに念願の店舗「マッドスポット・カフェ」をオープンするまでに至りました。今では、マッド・トラック、マッドスポット・カフェに次いで、シティーパーク内の一角を借りた「Mudpark（マッド・パーク）」での販売も行うほどの順調ぶりです。
from the official site
レンガの壁と木の温もりが感じられる「マッドスポット・カフェ」の店内は、大手コーヒーショップにはない独特の雰囲気をかもし出しています。また、狭いながらもバー・カウンターとテーブル席が用意されており、ガラス張りの天井から差し込める日の光はオープンカフェのような演出してくれます。
さらに、ロックミュージシャンだったオーナーのグレッグ氏の意向にそってか、店内で販売しているコーヒー豆の名前が、60年代以降に一大ムーブメントとなった「Hippie（ヒッピー）」から名付けた「Hippie Mud（ヒッピー・マッド）」や、ブルース音楽の歌詞によく使われる魔法や魔術を意味するスラング「Mojo（モジョ）」から「Mud Mojo（マッド・モジョ）」などオリジナリティ溢れているのも特徴です。グレッグ氏の音楽に対するこだわりを垣間見ることができますね。
from the official site
皆さんも、気取らないでリラックスできるカフェに、美味しいコーヒーを飲みに訪れてはどうですか？
【詳細】
Mudspot Café & Restaurant ＠307 E 9th Street (off of 2nd Avenue)
Mudtruck @Astor Place, Uptown 6 train
Mudpark @75 E First Street (2nd Avenue, F train)
212-228-9074
公式サイト
スターバックスのスモールサイズのコーヒーが２ドルなので、それと比べると、マッド・コーヒーのラージサイズが2.50ドルは、かなりリーズナブルな料金設定ですね。(^^♪
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