世界中を震撼させたあの東日本大震災から明日で3年目を迎えます。
ニューヨークでは、昨日、追悼式典「Togerther For 3.11」が開かれました。
同追悼式典は、昨年、一昨年と同様、68丁目とCentral Park West(セントラルパーク・ウェスト)のアッパーウェストにあるFirst Church of Christ Scientistで行われ、ニューヨーク在住の日本人らおよそ500人が参加しました。
発起人のひとりで代表を務めるニューヨーク在住のシンガー・ソングライターAK(本名:柿原朱美)さんのあいさつで始まった追悼式典は、駐ニューヨーク総領事の草賀純男氏の呼びかけで震災犠牲者に黙とうを捧げ、参加者全員で「ふるさと」を合唱し、被災地にエールを送りました。また、会場では、被災地からのビデオレターとし、被災地で商売を営む店主らの声や、今なお仮設住宅に暮らす高齢者の切実な訴え、福島県相馬市のみなと保育園の児童らによる歌、被災地の人々の復興への努力と生活などが上映されました。
こうした東日本大震災関連の行事が世界中で行われる中、大手検索サイトの「YAHOO!(ヤフー)」でも、世間で風化しつつある震災への関心を高めるのを目的としたチャリティーイベント「Search for 3.11」を実施すると発表しました。
同イベントは、3月11日当日に同サイトやアプリで「3.11」とキーワード検索をすると、1件につき10円、最大で500万円(50万人相当)が、被災地の子ども達の支援活動を行う東日本大震災復興支援財団へ寄付されるというものです。
なお、寄付の対象となるキーワードは半角文字の「3.11」のみで、「3月11日」や「3.11」などのほか、3月11日(日本時間)の時間帯以外に行われた検索についても寄付額算出の対象外となりますのでご注意ください。
※ニューヨークと日本は時差がありますので、特に検索の時間帯にお気を付けください。
【チャリティー詳細】
Search for 3.11
公式サイト
※イベントや情報に関しての詳細は、公式サイトまたは上記連絡先へ直接お尋ねください。
追悼式典でニューヨーク福島県人会の藤田小夜子会長が、「自然災害を想定するのは人間のおごりにほかならず、自然に生かされているという感謝の念に立ち返りたい」と話されたのがとても印象的でした。平家物語の冒頭「おごれる人も久しからず」が頭をかすめます。(+_+)
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