皆さんは、お家で何かペットを飼っていますか?
近年、ペットを飼っている人はとても多く、ここアメリカは、少なくとも8千万世帯がペットを飼っているほどのペット大国でもあります。
街を歩けば必ずイヌを連れた人に遭遇するほど「ペット=犬」を連想してしまいがちですが、実は、ペットとしてもっとも多く飼われているのは「淡水魚」なんですよ。日本でも金魚を飼っている家は多いので、言われてみればそうかも知れないですね。
そんな中、ネコも負けてはいられないと、ニューヨーク初の猫カフェ「Purina ONE(ピュリナ・ワン)」がLower East Side(ローワー・イーストサイド)にオープンしました!
と言っても、残念ながら、この猫カフェは、4月24日~27日までの4日間という期間限定で、食品大手Nestle(ネスレ)のペットフードブランドである「ピュリナ・ワン」のプロモーション企画の一環として設置されたものなので、現在は閉店しています。しかし、動物保護団体「North Shore Animal League America(ノース・ショア・アニマル・リーグ・アメリカ)」と提携し、同団体が保護した生後4カ月~5歳の猫たち21匹に協力をお願いしたこうした猫カフェ・スタイルは、北米では初めての試みでした。
企画を主催したピュリナ・ワンの担当者は、「犬の飼い主は公園などで交流や情報交換ができるが、猫の飼い主はそれができない。猫の飼い主同士も猫に囲まれて猫について話し合える場があっても良いと思い、この企画を設けた」と話し、今回のキャンペーンでは、猫の健康管理や里親探しについての認識を高めてもらう目的で、猫行動心理学者や獣医師などの専門家による猫セミナーも同時に開催されました。その甲斐あってか、オープン初日だけで7匹の猫たちが引き取り手を見つけることができたようです。
待望の猫カフェのオープン初日には、多くの猫好きニューヨーカー達が一堂に集まり、入店するのに2~3時間待ちの長蛇の列となり、利用客は初日だけで500人という盛況振りでした。また、期間限定と言うこともあってかリピーター客も多く、ツイッターやフェイスブックなどのSNSでは大勢のファンからの投稿が寄せられ、猫カフェへの関心の高さが伺えました。
キャンペーン企画ということで、店内ではコーヒーやマフィンなどが無料で振る舞われ、その近くでは、猫の頭をなでたり、ソファでいっしょに遊んだりする微笑ましい光景が見られたのは、さすが猫カフェ。また、予想外に大勢の人が訪れたこともあり、猫たちの負担を軽減するために、店内で過ごせる時間を1人1時間と限定したり、疲れた猫たちのために昼寝用ワゴン車を用意したりする猫への気遣いもあり、スタッフ一同、猫が好きなんだろうなと感心させられました。ちなみに、カプチーノのミルクの泡に子猫の顔を描いた見た目も名前もキュートな飲み物「Cat’achino(キャッタチーノ)」が、店内でもっとも人気が高かったメニューでした。
こうした猫カフェの人気は、1998年に台湾の台北市で世界初の猫カフェが開店して以来、日本を始めとするアジアやヨーロッパ諸国に広がりを見せています。
アメリカでも現在、カリフォルニア州やオレゴン州への猫カフェ出店準備が着々と進んでいるようです。ニューヨークでは、飲食店における衛生管理がかなり厳しいので、Health Department(保健省)の審査基準を満たすなどの問題も多々あるかと思いますが、今回の大盛況な反応から、ニューヨークに猫カフェが常時オープンする日も近そうですね♪
【参考サイト】
PurinaOne公式サイト
※イベントや情報に関しての詳細は、公式サイトまたは上記連絡先へ直接お尋ねください。
通常、このブログでは、ブログをご覧の皆さんが、家族でいっしょに楽しんでもらえるようにとの思いから、終了前のイベントを案内することが多いのですが、今回はあまりに猫カフェに癒されたので綴ってみました。(^-^)
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