夏休みの学習計画はもう立てましたか？

こんにちは。みらい塾　塾長の馬場です。

いよいよ、子ども達が待ちに待った夏休みが迫ってきました。

ニューヨークの公立学校の夏休みは、６月下旬～９月上旬まで２カ月以上もあります。そのため、海外赴任中の駐在ご家族はもとより永住のご家族も、この時期は、日本へ一時帰国される方も多いでしょう。

宿題もあまりない長期の休みということで、子ども達は、「毎日、たくさん遊びたい！」と思っていることでしょう。一方、親御さんはと言うと、「せっかくのまとまった休みの間にこそ、しっかりと勉強して欲しい！」と考えているのではないでしょうか。

しかし、実際、夏休み中、朝からずっと勉強をしていたにもかかわらず、なかなか効果を上げられない子もいますよね。２カ月の間、何を成し遂げたのか分からず、充実感や満足感もなく、ただなんとなく夏休みが終わってしまった…というのだけは避けたいところです。

そこで、みらい塾では、６月３０日～８月１８日までの７週間にわたり、夏期スクーリングを開催し、一時帰国されるお子さんも有効に日本語学習ができるよう、さまざまなレベルのコースをご提供します。

助詞の「は・を・へ」や、カタカナの読み書き、九九、漢字、作文など、子ども達が苦手な分野を集中的に習得できるので、コース修了後は、お子さんの確かな成長振りを見られることでしょう。各コースの詳細は、みらい塾のウェブサイトからご確認いただけます。また、既定コース以外にも、お子さんの日本語力に合わせた個別指導も希望により行いますので、「ひらがな上級」コースはまだ無理そうだから…と受講を躊躇している方も、まずはご相談ください。ひらがなの読み書きからていねいに指導いたします。

ぜひ、今年の夏休みの日本語学習計画に、みらい塾の夏期スクーリングも加えてみてくださいね！ウインク

では、今日は１年でもっとも学力の差ができると言われている夏休みを有効に過ごすために欠かせない【学習計画の効果的な立てかた】についてお話しすることにしましょう。

１．満足感を得させる

このブログでも以前、「次の行動への橋渡しは結果時の感情で決まる」とお話したことがありますが、行動分析学の原則原理において、【人の行動は終わった時の印象や結果に左右される】と言われています。

そのため、計画を立てるときは、終わった時の印象や結果をあらかじめ推測することが重要です。

例えば、ショウイン学習システムで勉強をしているなら、【コインを○○枚集める！】などを目指すのはどうでしょう。そして、目標が達成できたときのご褒美などを用意しておいてあげると、「頑張って勉強してコインを集めたから、○○をもらえた！」と学習に対して良いイメージを持つことができます。

こうしたポジティブな印象こそが、次の学習へのやる気に繋がります。

２．ノルマをつくる

長い夏休みだからと、ついつい大きな目標を立ててしまいがちです。特に、成績が芳しくない子や３日坊主気味の子は、あれもこれもと多くのことを詰め込んでしまい、結局計画倒れで、「やっぱり、ボクなんて…」とネガティブな印象だけが残ってしまう…というパターンに陥ることが多いです。

ですので、日々の中で、これだけは絶対にやるべき【最低限のノルマ】を決めます。
ここで大切なのは、小さなノルマを設定することです。例えば、九九の暗唱、音読、視写、100マス計算など、５～１０分ほどでできるようなことです。そして、設定したノルマは、何があっても実行させることです。

夏休みは、突然遊びの予定が入ったり、遊び疲れて勉強する気が起きない…なんてこともあり得ます。こうした想定外の出来事により、計画した学習ペースを実行できない場合も出てきます。しかし、これだけは絶対にやると決めたノルマだけでも守り続けることができれば、夏休みが終わった後には充実感が得られることでしょう。