語学の習得に、もっとも大切なことは何だと思いますか。
役に立つ教材、経験豊かな指導者、勉強する環境、子どものやる気…、これらは、【あれば良い】要素です。しかし、本当に必要なものは別にあります!
海外で子どもに日本語を教える・維持させるのは、日本で英語を習得するよりも何倍も難しいと言われています。
それは、海外では子どもが無意識のうちに学べる機会が少ないからです。
無意識に学ぶ機会、それは、街を散歩しているときに見える看板の文字、テレビから聞こえるキャラクターの話し声、施設で流れる場内アナウンス、雑誌や新聞などに大きく書かれたキャッチコピー、駅に貼られたポスターの文字 ―――などで見聞きする英語です。こうした英語を学ぶ機会が多い日本とは異なり、日本語を無意識に聞いたり、見たりする機会が少ない海外在住子女は、どのように日本語を習得すれば良いでしょうか。
実は、日本語習得に必要な【読む力・書く力】を定着させるためには、とにかく繰り返し教える以外近道などありません。つまり、親や周りがどれだけ辛抱強く教えられるかがポイントです。
「ひらがなをやっと読めるようになったと思ったのに、もう忘れている」 ―――こんなことは、当たり前のできごとです。日常で使うことがあまり必要ない日本語をすぐに忘れてしまうのは、仕方がありません。大人でさえ、あれだけ英語が話せたのに仕事をやめた途端、英語力がドンドン落ちてしまったと感じたことがあるはずです。どんな能力でも使わなければ段々と失われてしまいます。
しかし、それで諦めてはいけません!
それでも、毎日教えることが大切です。子どもに日本語を教えるのに理屈を考えても始まりません。「いってらっしゃい。」の返事が「いってきます。」となるのは、そういうものだと無意識で覚えているからにほかなりません。何度も何度も繰り返し耳にしたり、言ったりすることで「ただいま。」と言えば、「おかえり。」と無意識に言えるようになるのです。
●何度も同じ絵本を繰り返し読む。
●何度もひらがな表を指さして読む。
●何度もひらがなブロックやカードで遊ぶ。
●何度も簡単なプリントを練習する。
●何度も同じ漢字を学習する。
これが、海外での日本語習得に必要であり、すべきことです。
家庭で子どもに勉強を教えていると、ついつい先に先にと進んでみたくなります。ひらがなの次はカタカナ、カタカナの次は漢字を…と。でも、そこをグッと我慢し、同じ内容を繰り返し練習させてください。何度も同じ言葉を学習していると、いつの間にか子どもの記憶に定着し、無意識に反応するようになっていきます。次の学習に進んだあとも、学習したことを何度も繰り返させることが大切ですよ。
ちなみに、みらい塾では、同じ言葉やイラストをプリントやカードで、パターンを変え、何度も目にするようにしています。また、ショウイン学習システムでも、間違えた言葉や問題が繰り返し登場するようにプログラムされています。こうした繰り返し学習が、海外での日本語定着、ひいては、学習能力をも高めてくれます。
海外での子どもの日本語学習には、繰り返しをお忘れなく!
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