今日は、日本では「敬老の日」で3連休だったようですね。
ここアメリカにも敬老と同様の「National Grandparents Day(祖父母の日)」があり、すでに過ぎてしまいましたが、9月のLabor Day(労働者の日)のあとにくる第1日曜日(今年は7日)が、その日に当たります。
しかし、アメリカの「祖父母の日」は、年長を敬う文化が根付いている日本の「敬老の日」ほど大々的には取り上げられません。一般的に、家族で集まって食事をするだけのことが多いですが、子どもが幼少期には、現地の幼稚園や小学校で、「母の日」や「父の日」同様、おじいちゃん・おばあちゃん宛に手紙を書いたり、カードを作ったりするイベントが行われたりもします。
ところで、「敬老の日」と言えば、長寿大国の日本では、毎年、最高齢の方にスポットが当てられますよね。もちろん、今年も、敬老の日を前に、世界最高齢としてギネス世界記録に認定されている明治31年生まれで御年116歳の大川ミサヲさんの長寿を祝う会が、大阪・東住吉区の特別養護老人ホームで開かれたと報じられました。明治→大正→昭和→平成と、波乱の時代を生き抜いてきた大川ミサヲさんが、これからもお元気で過ごされますことを願っています。
さて、「敬老の日」に大きく取り上げられるトピックとして、もうひとつ高齢者人口の推移があります。総務省が今月14日に発表した日本の人口推計によれば、2014年の65歳以上の高齢者は、前年に比べ111万人増え、3296万人でした。これは過去最高の値で、日本の総人口に占める割合の25.9%にあたり、ほぼ4人に1人となる計算です。また、75歳以上は1590万人(12.5%)で、8人に1人の割合となります。
これらの数値は、日本が名実ともに世界一の高齢社会であることを示しています。ちなみに、イタリアやドイツをはじめヨーロッパ諸国も軒並み高齢化率が高いですが、アメリカやカナダは13~15%と意外にも低い数値です。ただ、アメリカは日本と比べ、出生率がはるかに高いことから、高齢化の進歩が緩やかだと思われがちですが、実は、絶対数でみれば、世界のどの国も高齢化問題を避けては通れない状況です。
海外永住組としては、アメリカも近い将来直面するであろう【高齢化問題】を真摯に受け止め、社会保障の充実化を積極的に推し進めていってほしいものです。
元気に活動している高齢者を街中でよく見かけるせいか、アメリカの高齢化率もかなり高いのかと思っていました。高齢化率は出生率が大きく影響するので、今後の移民人口の増加がポイントとなりそうですね。(^^)
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