国語の勉強には、言葉の意味を調べることは欠かせません。
日本では通常、小学3年生の国語の授業で使い始める国語辞典ですが、皆さん、どんな辞書を選べばよいか迷ってしまいませんか。
海外では日本語を目にする機会も少ないうえ、
年齢に合った語彙を順調に伸ばしていくのが非常に難しいため、
日本にいる子よりも少し早いうちから辞書に慣れ親しんでおくことが大切です。
「電子辞書の方が手軽で良いのでは?」とおっしゃる方もいますが、
電子辞書が普及した今でも、小中学生には紙の辞書をおススメしています。
意味さえ分かれば良いと考える時間短縮を目的としている方には
電子辞書は便利で、最適なものです。
一方、
子どもにとっての辞書引きは、語彙を増やすことを目的としています。
言葉の意味を知るだけでなく、
関連語や派生語が目に入る環境を自然と作れるのは、
紙の辞書ならではのメリットと言えます。
これからお子さんに、はじめて辞書を購入される方は
ぜひ次の5つのポイントを頭に入れて書店へ出向いてくださいね!
はじめての国語辞典の選び方
その1: 漢字にルビがついているもの
小学生が使うはじめての辞書には、
すべての漢字にルビ(ふりがな)がついている必要があります。
せっかく調べた言葉なのに、説明文の漢字が読めないのではガッカリですよね。
通常、「小学生向け」と記載のある辞書にはルビがついていますが、
小学生向けの辞書にも
「低学年向け」と「高学年向け」に分かれているものがあります。
見落とさないよう、注意してくださいね!
はじめの辞書には、迷うことなく、
低学年向けの総ルビ(すべての漢字にルビがある)仕様のものを選びましょう!
その2: 説明の書きかたが分かりやすいもの
言葉の意味の説明文にも、
それぞれの辞書によって、少しずつ書き方が違います。
お子さんがすでに知っているような簡単な言葉
例えば、「頭」「アイスクリーム」などを
何冊かの辞書で試し引きをしてみるのがおススメです。
実際に説明文を読んでみて、
お子さんがより分かりやすいと思ったほうの辞典を選びましょう!
その3: 余計な情報がないもの
国語辞典の中には、漢字字典と組み合わさったものもあります。
一見すると便利そうですが、
漢字字典の情報がすべて国語辞典にも書いてあるわけではありません。
漢字の細かい情報が含まれている辞書は、ほかに比べ、重くなってしまいます。
1冊の辞書にまとめたほうが便利だと安易に考えるのはいただけません!
漢字の書き順や成り立ちを調べるときは漢字字典で、
言葉の意味を調べるときは国語辞典で、
と面倒がらずに、用途に合わせて別々に購入することをおススメします。
ちなみに、
国語辞典の欄外などに書かれているコラムは、余計な情報ではありませんよ。
国語辞典のコラムには、
各社さまざまな工夫が凝らしてくれているのが分かります。
面白い言葉や四字熟語、ことわざなどの知っておきたい情報を
写真やイラスト使って分かりやすく説明してあったり、
言葉あそびやなぞなぞなど楽しい遊びが書かれてあったり、
友だちに言いたくなるような豆知識や
いつか役に立ちそうな指文字などが記されてあったりもします。
ついつい、コラムだけを拾い読みしてしまうほど、楽しい情報が満載です♪
まずは、お子さんといっしょにコラムを読んでみるのもおススメです。
その4: 一人に一冊
兄弟姉妹がいる場合、つい辞書を共有して使わせようとしてしまいがちです。
しかし、
自分が調べたいタイミングで辞書が使えないのでは、
子どもの知りたいという学習意欲も損なってしまいます。
海外で辞書を揃えるのは少し割高ではありますが、
長期間使うものですので、
本人だけの専用の辞典を用意してあげてください。
きょうだいで異なる会社発行の辞書を使うと、
言葉の説明や、使い方などをそれぞれ比較することができるのでおススメです。
その5: 最終的な判断はお子さんがする
見出し語の見やすさ
文字の大きさ
カラーの有無
好きなキャラクター など、
自分好みの辞典を選ぶのは、やはりお子さん本人に任せましょう。
親御さんが事前に3~4冊ほど選別してあげ、
最終的な「1冊」は、お子さんに決めさせてあげましょう。
そうすることで、
自分の辞書に愛着が持て、長く大切に使ってくれることでしょう!
みらい塾では、漢字字典と国語辞典を1年生から活用し、
「知りたい」気持ちを後押ししています!
※受付時間外でも、留守番電話にメッセージをお残し頂ければ折り返しお電話いたします。
↓↓↓ ランキングに参加しています。もし良ければ、クリックしてください。(^_-)-☆ ↓↓↓
.