皆さんの生活の中には、どのくらいソーシャルメディアが入り込んでいますか?
遠く離れていても常に家族や友人と繋がっている感覚を味わえるソーシャルメディアは、ここ数年で驚きの進化を遂げています。日本では、「2ちゃんねる」や「発言小町」などインターネットの掲示板でしか他人の意見や感想を見聞きすることができなかった頃から、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼ばれる「Mixi(ミクシィ)」や「Twitter(ツイッター)」が勢力を拡大し、今では「Facebook(フェイスブック)」や「MySpace」などの海外大手SNSも次々に参入しています。
ここまでソーシャルメディアが発達するようになれば、次は繋がっている『感覚』だけでなく、実際に繋がっていることが『体感』できるようになりたいと思うのは当然ですよね?
今日は、先日アメリカの学生が開発した面白い作品がネット上で話題になっているのでご紹介します。
Facebook at Mozcon – Alex / Thos003
アメリカのMIT(Massachusetts Institute of Technology:マサチューセッツ工科大学)の学生であるMelissa Chow(メリッサ・チョウさん)が開発した「Like-A-Hug」と名付けられたベストは、ソーシャルメディア上で得たフィードバックを体感できるツールだとして今、話題になっています。
まさに「着るソーシャルメディア」であるこのベストは、フェイスブックに投稿した写真やビデオ、近況のコメントに対し「いいね!」が押されると、それに反応してベストの中のエアポケットが膨らみ、まるでHug(抱きしめる)されている感覚が味わえるようになっています。
考案者のチョウさんは、遠距離恋愛やスカイプなどのビデオ通話への限界についての何気ない会話の中でふと思いついたそうで、テレプレゼンス技術(離れた場所の人と対面しているかのように会話できる技術)を使い、ワイアレス技術で受け取るアイデアを徐々に膨らませていったと話しています。
また、ベスト着用者は、ベストをしぼませることによって「いいね!」を押してくれた人たちにハグのお返しをすることもできるそうです。
皆さんは、ネット上の空間を越えて飛び出そうとするこの作品について、どう思われましたか?
詳細は、以下のサイトより。
Mail Online(英文記事)
Youtube動画
このベストにすべてを委ね、現実社会の交流を遮断するのは本末転倒ですが、これまでのソーシャルメディアの使い方とはまた違う方法が今後新たに生まれるきっかけになるかも知れないと期待される一品だと思います。
フェイスブックページに「いいね!」して頂けると私もハグしたくなるくらい嬉しいので、どうぞよろしくお願いします♪(^_^)v
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