くすりに対する正しい知識を身につけよう!


こんにちは、みらい塾 塾長の馬場です。good3.png
2012年度から日本全国の中学校で「くすり教育」が義務化されたことをご存知ですか?
日本では近年の医療費の高騰、健康意識の高まりを受けて「セルフメディケーション(軽度な身体の不調は自分で手当てすること)」の考えが浸透してきました。それに伴い、薬事法が改正され、一般用医薬品が一部のコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでも買えるようになり、薬の入手方法が多様化しました。
薬局にわざわざ行かなくても、近くにあるコンビニで薬が買えるので大人にとって便利な面もある一方、子どもでも簡単に薬が買えてしまうようになり、これまで以上に、大人も子どもも薬に対する正しい知識が求められるようになります。
これまでは、高校で薬に関する授業が行われていましたが、これを前倒しする形で、中学3年生の保健体育の授業で行われることになります。中学校で薬に関する授業が行われるのは43年振りのことで、くすり教育では、医薬品の仕組みからセルフメディケーション、薬の正しい使い方、薬の主作用と副作用、薬局と薬店の違いなどを教育し、子ども達の薬に対する意識を変えることを目的としています。
くすり教育の普及活動を行っている「くすりの適正使用協議会」が発表したアンケートによると、小学校で2割強、中学校で1割強の子どもが学校に医薬品を持参しているとの結果でした。小学生ではアレルギーなどの薬、中学生だと生理痛の薬などを持参するケースが多く、子ども達は自分の判断でそれらの薬を服用すると回答しました。
また、中学生になると、ダイエットサプリメントを服用したり、試験勉強のために眠気覚ましのドリンクや栄養剤を飲んだりするケースもあります。しかし、アンケート回答者全体の8割近くが薬の効く仕組みを理解していませんでした。正しい知識を持たないまま、子ども達が自分の判断で薬を服用するのは大変危険な行為です。
United States Pharmacopeia(USP:アメリカ薬局方)は、くすり教育に関連したピクトグラムの普及に貢献しており、子どもだけでなく大人向けのくすり教育に関する指針や政策方針を公表しています。USPは他にも、1999年にAmerican School Health Association(アメリカ学校保健協会)と共同編集した教材を作成し、くすり教育のガイドブックを刊行しました。
日本はこれをもとに薬品に関する正しい教育を行うためのガイドブック「児童および青少年のくすり教育プログラムガイド」を作成しました。
このガイドブックには、子ども向け・親向け・医療提供者向け別に、くすり教育の目標と教育の具体例が細かく指導されています。子ども向けの項目表では、さらに学齢前児童・小学校低学年・高学年に分けられ、年齢別にどのように対処すべきかが列記されています。
ご家庭で薬に対する意識を高め、お子さんを交えてガイドブックの対処法などを今一度確認してみましょう。

くすり / takako tominaga

詳細は、以下のサイトから。
www.rad-are.com/:くすりの情報ステーション公式サイト
 今日のひとり言
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私はめったに医者にかからないので、もっぱらセルフメディケーションです。しかも、アメリカで販売されている医薬品は私には強すぎるようで、今でも日本の薬でその場をしのいでいます。
自分の体調を自分で管理すると、いつもと違う痛みや様子にいち早く気がつくことができるので良いと思う反面、素人の判断ミスで手遅れになるかも知れないと不安に思うこともあります。
やはり一番大切なことは、病気にかからないように予防をすることなんだと思います。
皆さんも外から帰ってきたら、予防の基本中の基本であるうがいと手洗いは忘れないように、しかも念入りにしましょうね。(^_-)-☆

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