消防士を夢見る子ども達に人気の2つの施設


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。kay1.png

皆さんは、アメリカで男の子たちに人気の職業は何かご存知ですか?


The future / gwire

 

ちなみに、日本で一番人気の職業はというと、14年間不動の人気で、男子は「スポーツ選手」、女子は「パン・ケーキ屋・お菓子屋」だそうです。

 

 

アメリカの男の子のなりたい職業ナンバー1に話を戻すと、日本のランキングでも堂々の5位に入った、言わずと知れた「Firefighter(消防士・消防隊員)」だそうです。

火災現場で自分の命をかえりみず火の中に飛び込み人命救助をしている姿は、「職業」という小さな枠ではくくれない素晴らしい仕事なので、子ども達が将来なりたい職業に選ぶのも納得です。

そんな消防士を夢見るお子さんに人気の2つの施設をご紹介しましょう。

 

① FDNY Fire Zone(FDNYファイアーゾーン)

FDNYファイアーゾーンは、ニューヨーク市消防局が運営している学習センターで、Rockefeller Center(ロックフェラーセンター)内のRadio City Music Hall(ラジオシティー・ミュージックホール)という絶好のロケーションに隣接しており、無料で消防服を着て実際の消防車に乗車することも可能です。消防車・消防士関連のお土産ショップもあり、消防士に憧れる子ども達には嬉しい体験型施設です。

館内では、現役の消防士または元消防士の方が、以下のようなことを中心に火災現場を模擬体験しながら楽しくレクチャーしてくれます。

  • 避難経路図を作成することの大切さ
  • 火事が起こる原因(どこから出火しやすいのか、火の回りの速さなど)
  • 火事が起こった場合のすべき行動
    1. ドアを開ける前に必ず手でドアの温度を確認する
    2. 煙で充満している廊下を渡る時は腹ばいになって進む

このレクチャーには一人6ドルで参加でき、実演時間は30分ほどです。午前9時半~午後5時半まで1時間おきに行われています。

場所柄、館内はかなり狭いので長くても1時間くらいあれば十分です。観光地のど真ん中なので、クリスマスツリーを見に来たついでに、ぜひ立ち寄ってみてください。

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【施設詳細】
FDNY Fire Zone
34 W 51st St. (bet 5 – 6 Ave)
B・D・F・M線「47-50 Rockefeller Center」駅下車すぐ
入館料:無料、ただし実演レクチャーは一人6ドル
FDNYファイアーゾーン公式サイト

 

② New York City’s Fire Museum(ニューヨーク市消防博物館)

マンハッタンのSoho(ソーホー)地区にあるニューヨーク市消防博物館は、1904年に建築された実際の消防署が再利用されており、18世紀以降のニューヨーク市の消防の歴史やエピソードを多数の記録や映像を通して学ぶことができます。入館料は一人5ドルとかなりリーズナブルな設定です。

18世紀から19世紀にかけ、当時のニューヨークは頻繁に大火災に見舞われており、そのとき消防活動時に実際に着用した消防服やヘルメット、消防道具、消防車など、消防にまつわる貴重な品々や写真が多数展示してある他、昔のマンハッタンの地図も垣間見ることができます。

また、9・11のアメリカ同時多発テロ事件当時の惨事の状況や、犠牲となった343名の消防士の名誉を称えるメモリアルブースも設けられています。


NY Fire Museum / divinemisscopa

【施設詳細】
New York City Fire Museum
278 Spring St. (bet Varick – Hudson St)
C・E線「Spring St」、1番線「Houston St」下車
入館料:大人8ドル、子ども5ドル
ニューヨーク市消防博物館公式サイト

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9月11日、世界貿易センタービルで命を懸けて人命の救助にあたった消防士たちの姿を、10年経った今見ても胸が痛くなります。(>_<) もう二度とこのような悲劇が繰り返されませんように…。

 

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