皆さんは、「ほめ達検定」というのがあるのをご存知でしたか?
「ほめ達」とは、ただ褒めて人をおだてることではなく、ほめる素晴らしさを伝える達人のことです。「ほめる達人検定」略して「ほめ達検定」と呼ばれるこの検定試験は、褒める関連著書を多数出版している西村貴好氏が代表を務める日本ほめる達人協会が2010年2月から開始し、現在、全国各地で展開中の今までにない新しく且つ実生活で役立つ検定試験です。
smile! / seanbjack
日本人が苦手とする「褒める」行為は、人を育てる上ではなくてはならない行為であり、私のブログでも何度となく出てくる精神的指導者・吉田松陰先生が古くは明治維新の頃から松下村塾で門下生を褒め、高杉晋作や伊藤博文などの歴史的重要人物を育てたことでも分かるかと思います。
近年では、メジャーリーガーの松井秀喜選手を育てた父・昌雄氏や、脳科学の育児教育で有名な「久保田脳研」の久保田カヨ子氏が「叱る前にまず褒める」ことを提唱しています。
前述の通り、「ほめ達」とは、表面的なところだけを褒め、人をヨイショしおだてるということではなく、その人やサービス・商品、出来事などの価値を見出して伝えることであり、しっかりと観察し、相手(物)に関心を持っていないと、なかなか上手く褒めることはできません。褒めることは、親子・兄弟・夫婦・同僚・上司・部下など、すべての人間関係において良い潤滑油となるので、ぜひ習得したい技ですよね。
では、実際に「ほめ達検定」3級に出題された問題を見てみましょう。皆さん、3分以内に、以下の一般的な短所を長所に言い換えられますか?
- 気が弱い
- 空気が読めない
- ケチである
- 決断力がない
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どうですか? 言い換えられましたか?
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- 気が弱い ⇒ 心が優しい、思いやりがある
- 空気が読めない ⇒ 自分の中に信念を持っている
- ケチである ⇒ 堅実である、自分で何が大切かわかっている
- 決断力がない ⇒ 色々な場面に対応できる最善策を考えている
一見マイナスな要素も、視点を変えるだけでプラスにもなり得るということが分かりますね。
特に、親御さんは子どものあら探しをしてしまう傾向がありますが、お子さんのプラス面を探して光を当ててあげることで、困った行動もプラスへと傾いていきます。脳科学的にも、褒めるとやる気が出て、嬉しいことは何度も繰り返すということが分かっています。しかも、これは子どもだけでなく大人にも効果があるので、夫婦間や職場でも活用できます。
まさに、みらい塾が提供している教育コーチングとは、このような「褒めて伸ばす」という考え方が根底にある教育法なんですよ。もし教育コーチングに興味がある方は、日本青少年育成協会のウェブサイトを覗いてみて下さいね。
また、「自分が褒められた経験がないから、どうやって人を褒めれば良いか分からない…」というお悩みをお持ちの方にピッタリのサイトをご紹介します。
その名も、「ほめられサロン」です!
このサイトに年齢や性別などを記入するだけで、「もう、やめて~!!」というほどあなたを褒め続けてくれます。「褒められると嬉しい♪」という感情が理解でき、人を褒めるポイントも少し分かってくるのではないでしょうか。ぜひ、お試しください!
【サイト使用上のご注意】
褒められて顔がついついほころんでしまうので、一人のときにひっそりと行いましょう!
Facebookが爆発的に拡大したのも、案外「いいね!」と褒める/褒められるのがお互い心地良かったからかも知れませんね。 皆さんもぜひ、私が書いたブログの内容が「興味深いな・面白いな」と思ったときは、遠慮なくFacebookで「いいね!」してくださいね♪ (^_-)-☆ |