アメリカに永住を予定している皆さんも、一度や二度は「永住のわが子に日本語は必要なのかしら?」と自問自答した経験があるのではないでしょうか。
Japanese Garden Ro Ho En / madflojo
マンハッタンやウェストチェスターなどの地域は、比較的、駐在さんご家族が多いので「日本語で勉強するのは当然」という雰囲気があり、日本語教育に対して何の疑問も抱かないも知れませんね。
一方、みらい塾があるクイーンズやブルックリン、ロングアイランドと言った少し市内から離れた地域には国際結婚をされた方などの永住ご家族が多く住んでおり、前述のような海外でのバイリンガル教育に疑問を抱く方も少なからずいらっしゃいます。
「日本に帰ることはないのだから」「日本人が周りにいないのに」「片親が日本人ではないから無理強いしたら子どもが可哀想」…などバイリンガル子育てに関しての悩みは尽きません。
確かに、このまま長年アメリカで暮らす子どもにとって、親にも子にも苦労が絶えないバイリンガル教育は必要ないかも知れません。現地校の学習面を考えても英語だけを伸ばしてあげた方が良いのではないか…と考えるのも無理はありません。
駐在さんご家族であれば、3~5年の短期滞在なので親子ともにその期間、英語だけに集中した方が楽に子育てができると思います。しかし、永住者の海外での子育ては2~3年で終わるものではありません。
幼児期→小学校→中学校→高校…と、子どもが大きく成長するまで海外で子育てをしていかなければなりません。
しかも、子どもに日本語を話してほしいと思うのであれば、小さい頃からの日本語での声かけが必須なので、生まれてすぐにでも、「子どもに日本語を教えるかどうか」の問いに対しての親としての明確な答えを出さなくてはならないのが辛いところです。
もし今、バイリンガル子育てに疑問を持っている方がいらっしゃるなら、私はこうアドバイスすると思います。
やる前から諦めずに、
とにかく子どもに日本語で声かけを始めてみてください!
子どもにとって、親の言葉・声かけは、単なるコミュニケーションのツールというだけでなく、「自分は愛されている」「受け入れられている」と子ども自身が実感するための大切な役割があります。
- あなたは、大人になってから習得した言語で、お子さんに愛情をきちんと伝えることができますか?
- あなたの内にある複雑で微妙な感情や心を、勉強し覚えた他言語で伝えられますか?
- お子さんがティーンになったとき、あなたが完璧に理解できていない言語で、お子さんの悩みや相談に答え励ましてあげることができますか?
子どもが最初に覚える言葉は、母親の母国語であるのが自然です。どうか、皆さんの母国語で子どもを育て、親子の絆をしっかりと育んでください。
海外にいても、楽しく無理のない日本語教育をしていきましょう!
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みらい塾を通し、皆さんのバイリンガル子育ての応援ができれば嬉しいです。日本語学習に行き詰ったときは、一度みらい塾にご相談にお越しください!
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