塾長のひとり言　～みらい塾～

いよいよ、夏期スクーリングの申込締切りが迫ってまいりました。夏に日本語力をアップしたいと思われる方は、お早めにお申し込みください。

Study time / Stanković Vlada

さて、せっかく現地校がお休みのこの時期、ぜひ日本語力のアップも目指してみましょう。そこで、今日は自宅でできる日本語力アップ法をご紹介しましょう。

読み聞かせ

もっとも簡単な日本語力アップの方法は、日本語の本を読むことです。

お子さんが字を読めるようになると、これまで毎日していた読み聞かせを止めてしまうご家庭も多いです。しかし、お母さんやお父さんと一緒にソファに座り、子どもの好きな本を感情豊かに読んであげることは、書き言葉の日本語に触れる機会を増やし、日本語への興味をかき立てるきっかけにもなります。家庭で日本語を話しているだけでは、日本語での読み書きはできるようにはなりません。書かれた日本語をしっかり読み聞かせ、話し言葉とは違う使い方や表現に耳と目で慣れさせる必要があります。こうした耳や目にしたことがある表現は、将来、お子さんが文章を書くときの基礎となるでしょう。

読む本はお子さんに選ばせてあげましょう。昔から語り継がれている昔話、子どもが興味のあるスポーツの上達本、歴史マンガの巻末に記された解説、尊敬する偉人の伝記ーーーなど何でも構いません。毎日決まった時間に、決まった場所でお子さんに読み聞かせをする習慣を作りましょう。

読書

小学校高学年以降のお子さんとは、いっしょに読書をする時間を過ごしましょう。頭ごなしに、「本を読みなさい！」と言うだけでなく、親御さんも自分の読みたい本を読む時間として、お子さんといっしょに読書タイムを楽しみましょう。

永住のお子さんの多くは、英語と日本語の本の内容のレベル差が大きいことで日本語の本から徐々に遠ざかっていきます。そうしたお子さんに、無理やり年相応の本を買い与えても逆効果です。

英語で本を読むのが好きな子どもには、日本語に翻訳された洋書を勧めてみてはどうでしょう。

昔から語り継がれている児童文学「The Adventures of Tom Sawyer（トム・ソーヤーの冒険）」や「Anne of Green Gables（赤毛のアン）」、世界的ベストセラーの「Harry Potter（ハリーポッター）」や「The Chronicles of Narnia（ナルニア国物語）」などのシリーズ小説は、多くの子が楽しめます。また、近年映画にもなった「The Hunger Games（ハンガー・ゲーム）」や、ミュージカルとして上演されている「Mary Poppins（マリー・ポピンズ）」なども読みやすい小説です。さらに、モンスター系が好きな子には、「Darren Shan（ダレン・シャン）」シリーズがおススメです。

夏休み期間中に、日本語での読書の楽しさを子ども達に知ってもらえれば嬉しいですね。

視写

日本語の文章をそのまま書き写す視写は、書き言葉に積極的に触れることができる効果的な方法です。子どもの興味のある文章なら何でも構いません。

書き写す作業は、とても根気のいることです。しかし、すばらしい視写を１枚で終わってしまうより、100枚の原稿用紙を埋めることの方が大切です。ですので、「きれいに書きなさい！」とか「もう一度やり直しなさい！」と文句を言うのはタブーです。しいて言うなら、「ていねいに書こうね♪」とやさしくアドバイスしましょう。視写のついでに、原稿用紙の基本的な使い方を教えてあげるのも良いですよ。

上記で紹介した３つの方法は、子どもだけでなく親御さん自身にも根気が必要な指導法です。ですので、まずは親子でいっしょに楽しめる環境を作るよう努めましょう！

夏期スクーリングの申し込み締切りは、６月21日（金）までです。

通塾を希望される方は、ご希望の日時を確保するためにもお早めにお申し込みください。また、オンラインでの受講を希望される方は、ただいまオンライン指導に欠かせないヘッドフォンとマイクが一体化した「ヘッドセット」をもれなくプレゼントするキャンペーン中です。※アメリカ国内のみ発送

夏期スクーリングに関するご質問やお問い合わせは以下の電話番号またはウェブサイトよりお寄せください。

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