皆さんのお子さんは、漢字の練習を嫌がっていませんか?
Kanji character. / MIKI Yoshihito (´・ω・)
海外で暮らしているお子さんは、補習校の漢字学習以外に、なかなか日々の生活で漢字に触れることがありませんよね。
漢字を含めた日本語に慣れるためには、まず、「書かれた日本語」に日常的に接する機会を与えてあげることが大切です。
家庭で日本語を聞く/話すだけでは、自然に書き言葉に慣れることはまずありません。そして、それが後の「日本語での読書嫌い」にも繋がっていきます。「聞く・話す・読む・書く」の4つの能力が備わってこそ、海外で本当のバイリンガルとして育ちます。
では、どうすれば書き言葉に接する環境を作ることができるのか。
今日は、そんなお悩みを持たれているお父さま・お母さまに、自宅でも簡単に実行でき、しかも効果的な方法をお教えしましょう!
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その方法とは、「10分間、お子さんに日本語で書かれた本の視写(書き写し)をする」だけです。視写を毎日続けるだけで徐々に「書き言葉」に慣れていくこと間違いなしです。
最初は、お子さんに好きな本を選ばせてあげましょう。
漫画は不可ですよ、もちろん。私は基本的に、永住のお子さん達には漫画を読むことも日本語に触れる大切な機会と考えているので、通常であれば漫画を読むことは大歓迎の行為ですが、こと視写に関しては、漫画本はNGです。と言うのも、漫画はふきだし満載の「話し言葉」で描かれているので、「書き言葉」に慣れるという意味では今回は役に立ちません。
また、お子さんの様子を見ながら、レベルに応じた本をうまく勧めてあげてください。
年齢に関係なく、漢字の学習レベルに合わせてあげると良いでしょう。たとえ中高生でも、小学4年生の漢字を学習しているお子さんであれば、小学中学年レベルの本や物語を与えてあげます。保護者の方は、ついつい早く国語力をアップしてほしいとの願いからか、海外で暮らすお子さんにも年齢に沿った難しい本を与えてしまいがちですが、学力レベルに合っていない本を与えても子どもが視写を苦痛に感じてしまうだけです。
お子さんが興味のある分野(アドベンチャー系、サスペンス系、サイエンス系…)の本や物語を選びましょう。
それでもどの本が良いか分からないという方は、補習校で使っていたり、今年2月に日本総領事館で申込みをしたりしてお持ちの方も多いでしょうから、日本の教科書を有効利用するのが良いでしょう。教科書に載っている物語は、長年読み続けられている優良なものが多いです。その中でお子さんの好きな物語を選ばせてあげると良いですよ。
しかし、正直、視写は子どもにとってあまり楽しい作業ではありません。
そこで、ご家庭では継続させることに重点を置いて指導をしてください。1枚の完璧な視写よりも、不完全でも何十枚も書き写すことのほうが日本語力のアップに繋がります。漢字の書き間違いは指摘して訂正しても構いませんが、「もっときれいに書き直しなさい!」などとは、決して言わないように注意してくださいね。
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みらい塾では、お子さんの日本語レベルに合わせて、宿題として視写を出している場合があります。他の習い事や現地校などで忙しいお子さんでも、1日10分の視写の時間は作れるはずですからね。
こうしたお子さんに無理のない範囲で、無駄のない日本語学習の仕方を指導していき、永住のお子さんの日本語維持をサポートするのがみらい塾の役割だと考えています。日本語の勉強のやり方が分からない、どこから始めれば良いのか分からない、もっと効率的な方法はないのか…などと悩んでいる保護者の皆さん&お子さんは、ぜひ、みらい塾の指導方法を体験しにお越しください。
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