インターネットを使う上での大切な5つのルール


こんにちは、みらい塾 塾長の馬場です。twohands3.png
皆さんは、お子さんと「インターネットを使う上でのルール」について、ご家庭で話し合われたことはありますか?
私たちの時代とは違い、現代の子ども達はクリック一つで知りたいことが瞬時に分かるのが当たり前の時代で育っています。でも、そのクリックした先には悪意あるサイトがたくさんあることも事実として、お子さんに話をしておく必要があります。
お子さんがインターネットを使い始める前に、ぜひご家庭でルールを決めてください。それぞれの家庭でルールは違うかと思いますが、次の5つは必要最低限のルールとして加えておく方が良いでしょう。
① インターネットをするコンピュータはリビングに置く

自室で一人でコンピュータに向かうと、親が子どもの行動を把握できないので、コンピュータはいつも家族が集まるリビングなどに置くようにしましょう。大人が近くにいるだけで、お子さんが悪意あるサイトを訪れる抑制になります。
② 自分や家族の個人情報(名前、住所、電話番号など)を教えない
Facebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で個人情報を開示するのはとても危険な行為です。自分のことだけでなく、家族や友達の個人情報もむやみに書き込まないようにしましょう。また、情報を開示するプライバシー設定をきちんと管理することで防げることもあるので、「誰に何を公開するのか」をお子さんと一緒に決めながら設定しましょう。
③ ネット上で知り合った友達と一人で会わない。
SNSや掲示板などを使えば実際に会わずとも多くの友達を作れるという利点がある一方、本当の正体が定かではないという不安が付きまとうのも事実です。オンライン上では仲良く話ができていても、実生活ではそうならない場合もあります。ネット上で知り合った友達と実際に会うことになったときは、家族と一緒か、複数の顔見知りの友達と一緒に会うようにし、二人っきりで会うことがないようにしましょう。
④ 困ったことや、いやだなと思うことがあればすぐに家族に知らせる
言葉だけで会話していると表情が分からないので、うまく相手に自分の思いが伝わらない場合があります。ネット上で、言い争いになり実生活でいじめに発展するケースも少なくないので、少しでも「いやだな」と思うことがあれば、どんな些細なことでも家族に相談するようにしましょう。
⑤ 知らない人から届いたメールは開封しない
電子メールを使うと、毎日数~数十通ものSpam Mail(スパムメール:迷惑メール)が届きます。差出人や件名を見て身に覚えがないメールであれば開封しないでそのまま削除するか、開封する前に家族に相談しましょう。迷惑メールの中には広告メールだけでなく、ウィルスが埋め込まれている悪質メールや、個人情報を引き出そうとしたりお金を騙し取ったりする詐欺メールなどもあるので、取り扱いには十分気をつけましょう。
便利なインターネットをお子さんが安全に使うことができるよう、ぜひ、ご家庭で話し合う機会を作ってみてくださいね。

Like Father Like Daughter / Andrew Stawarz
 今日のひとり言
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インターネットはうまく利用すると便利な面も多い一方、フェイスブックやツイッターなどのSNSで悪意ある書き込みをされ、自殺する子ども達が日本だけでなく、ここアメリカでも年々増加しています。
最近では、ニュージャージ州にあるRutgers University(ラトガース大学)の学生寮で、恋人との性的な関係をルームメートに盗撮され、ネット上に無断で公開された後に被害者の学生がGeorge Washington Bridge(ジョージ・ワシントン橋)から飛びおりた事件がありました。被害者の学生の自殺に対する罪には問われませんでしたが、加害者の学生に禁固30日の有罪判決が先月言い渡されたことが大きく報道されました。

全米が注目していたこの事件は、Cyberbullying(ネットいじめ)や同性愛バッシングをめぐる全米規模の論争を巻き起こし、ネットいじめの深刻な状況が浮き彫りになりました。
この事件が大きく報道されたことにより、「無断でネット上に他人のプライバシーを公開することは罪である」ということを、子ども達に改めて知ってもらうきっかけになったと思います。

ネットいじめは
表面に出てくることが、実生活のいじめ以上に難しいと言われているので、お子さんを被害者・加害者にしないためにも、子ども達のプライバシーを尊重するとともに、ネット上でどうのように行動しているかをきちんと親として把握しておかなければいけない時代になりましたね。(^_^;)

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