アメリカの次に肥満大国となる国


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。onehand2

皆さんは、「肥満率が高い国」と言えば、どの国を一番にイメージしますか?


Jack and his fatness / davef3138

私を含め、多くの方は、「アメリカ」と推測するのではないでしょうか?

 

 

しかし、今年発表されたUnited Nations(UN:国際連合、国連)の報告では、驚くことに(失礼!Winking smile)アメリカではなかったんです!

事実、これまで、長らく肥満率トップの座についていたアメリカでしたが、今年ついに他国にその地位を譲ることになりました。国連の同報告によると、世界でもっとも肥満率が高い国はメキシコで、メキシコの成人のおよそ70パーセントがOverweight(太りすぎ)で、そのうちの約3分の1はObesity(肥満)だと言います。

World Health Organization(WHO:世界保健機関)による肥満の定義では、BMI(Body Mass Index:肥満度指数)の値が25以上ならば太りすぎ、30以上で肥満とされています。


A Matched Set / Tobyotter

1989年にはわずか10パーセント未満だったメキシコの肥満率は、2011年にはFood and Agriccultural Organization(FAO:食糧農業機関)が緊急レベルと発表するまでに急増し、それ以降もそのまま肥満の波を食い止めることができず、今年、トップの座まで駆け上がりました。今回の調査で、メキシコ人は以前に比べ、より多くの加工食品を食べているのに対し、穀物や野菜をより少なく摂取するようになったことが明らかになりました。

さらに、肥満問題が深刻化しているのは成人だけではありません。アメリカでも大きな社会的問題となっていますが、メキシコの子ども達の肥満も同様にこの10年で3倍に膨れ上がっています。専門家は「太りすぎの子ども5人のうち4人は、そのまま残りの人生を過ごす」と話します。しかし、肥満である一方、その多くは、炭酸飲料とファストフードなどの粗末な食生活により栄養失調になると言います。

参考までに、国連が今回発表した肥満率が高い国のトップ10は以下のとおりです。

1.Mexico(メキシコ)32.8%
2.United States(アメリカ)31.8%
3.Syria(シリア)31.6%
4.Venezuela, Libya(ベネズエラ、リビア)30.8%
5.Trinidad & Tobago(トリニダード・トバゴ)30.0%
6.Vanuatu(ヴァヌアトゥ)29.8%
7.Iraq, Argentina(イラク、アルゼンチン)29.4%
8.Turkey(トルコ)29.3%
9.Chile(チリ)29.1%
10.Czech Republic(チェコ共和国)28.7%

先進国で唯一トップ10にランクインしているアメリカは、今後も肥満による問題が続きそうです。ほかにも、オーストラリア(17位)、イギリス・ロシア(19位)などの先進国が上位にランクインしています。しかし、上記の結果はあくまで人口の多い国だけを対象としたものです。例えば、南太平洋に浮かぶAmerican Samoa(米サモア諸島)に住む住人の肥満率はなんと95%にも及びます。

肥満は、生活習慣病や高血圧、心臓病、糖尿病などの合併症を引き起こし、腎不全や肝疾患にもつながります。さらに、喘息、がん、うつ病、発作や消化器系の問題にも大きくかかわっており、「たかが肥満」だと軽視できない深刻な問題です。

特に子ども達が太りすぎによる健康トラブルに将来見舞われないよう、家庭での食生活を改めて見直してみる必要がありそうですね。

 

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肥満は喫煙同様、「百害あって一利なし」です。これからも食事を美味しく楽しく取るために、健康的な食生活を心掛けたいものですね。(^-^)

 

 

 

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ジモモ ニューヨーク

 

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