皆さんは、「Five-second rule(5秒ルール)」を信じていますか。
【5秒ルール】とはアメリカで昔から存在している、いわゆる《迷信》や《都市伝説》の類で、「床に落とした食べものを5秒以内に拾えば大丈夫」と言われているものです。
各国によって秒数の違いはあれど、実はこの【○秒ルール】は世界的に認知されている共通の都市伝説だったようです。でも、実際、この【○秒ルール】の真偽のほどはどうなんでしょう。
そんな誰でも抱く疑問について真剣に向き合ったのが、アメリカのUniversity of Illinois(イリノイ大学)で当時高校3年生だったJilliam Clarke(ジリアン・クラーク氏)でした。
2003年にクラーク氏が発表した論文では、大腸菌をまいた床にグミキャンディーやクッキーなどの食物を放置し、経過時間ごとに付着した菌の数を顕微鏡で確認した結果、床の形状、食材の種類など状況にかかわらず、5秒以下であっても相当量の菌が付着するのが認められました。つまり、【○秒ルール】は世界規模の迷信であったことが、10年以上も前にすでに実証されていたことになります。しかし、今なお、各国さまざまな大学の研究チームが同様の実験を行っていることから、人々の【○秒ルール】への関心が非常に高いことが伺えますね。
ちなみに、クラーク氏はこの論文により翌年、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるIg Nobel Prize(イグ・ノーベル賞)をみごと受賞しています。
皆さんは、いまでも【○秒ルール】を信じようと思いますか?
クラーク氏は、論文の中で、床のかなりの部分にはバクテリア(細菌)があまり存在しておらず、乾いた床に落ちた食品はそれなりに安全であることも言及していますが、菌の付着が少ないとは言え、衛生面から言うとどちらも菌が付着した事には変わりがないので、やはり落ちた食べものは口にしない方が良さそうですね。(>_<)
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