苦悩を乗り越えてこそ道は開ける


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。danbel3

皆さんは、定期的に何かスポーツをされていますか?

ニューヨークの街中では、ジョギングをしている人をよく見かけます。特別な道具もいらず、思い立ったらすぐに気軽に始められるジョギングは、多くの人に親しまれているスポーツのひとつです。

ジョギングに慣れてくると、もっと長い距離が走りたくなるそうです。だからでしょうか、ニューヨークではマラソン大会も大小合わせて数多く開催されます。


NY Marathon – 11 / lululemon athletica

という事で、今日は週末に行われるThe ING New York City Marathon(ニューヨーク・シティ・マラソン)をご紹介しましょう。

 

ニューヨーク・シティ・マラソンは、1970年からNew York Road Runners(NYRR:ニューヨーク・ロード・ランナー協会)が主催し、金融グループのINGがスポンサーを務めています。毎年11月の第一日曜日(今年は4日)に開催され、シカゴやボストンと並ぶ世界最大級のマラソン大会です。世界各国からプロアマ問わず幅広い世代のランナー達が参加する人気の大会です。

ニューヨークの素晴らしい景観を楽しみながら走れるようFive Borough(5区)すべてがコースに盛り込まれており、去年は世界最大の46,795人が完走しました。

大会への参加希望者は年々増加しており、過去の参加者やNYRRのメンバーを優先しながら毎年出場者を抽選で決定します。


Marathon de New York : Verrazano Bridge / Martineric

レースは9時ごろから、Staten Island(スタテン島)のFort Wadsworth(フォート・ワズワース)をスタートし、Verrazona-Narrows Bridge(ベラザーノ=ナロウズ橋)を渡り、Brooklyn(ブルックリン)を南北に縦断します。そのままQueens(クイーンズ)を通り抜け、Queensboro Bridge(クイーンズ・ボロ橋)からManhattan(マンハッタン)へ入ります。First Avenue(1番街)を北上し、Bronx(ブロンクス)を走り抜け、Fifth Avenue(5番街)を南下しCentral Park(セントラル・パーク)の中を走り、西側66丁目付近にあるレストランTavern on the Green(タバーン・オン・ザ・グリーン)前辺りがゴールです。

コースを説明するだけでも大変なこのマラソンを完走した人には、12月終わりから翌年1月頃に「完走証」がNew York Runner誌の公式記録集と一緒に送られるというので、きっと待ち遠しいことでしょうね。

では、最後に気を付けなければいけない注意点をひとつ。

Daylight saving Time (サマータイム)が11月4日(日)午前2時に終わります。マラソン大会に参加される方は、寝る前にくれぐれも時計を1時間戻すのを忘れないようにしましょう!

 

詳細は、以下のサイトより。
ING New York City Marathon公式サイト
コース地図

 

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毎年、NYマラソンの日は比較的良いお天気に見舞われており、今年も今のところ快晴です。ランナーの皆さんの日頃の行いが良いせいでしょう。(^_-)-☆

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追記:

ハリケーン・サンディの影響で開催が危ぶまれていたNYマラソンは、予定通り行われると発表されました。

ブルームバーグ市長とNYRRの幹部は、「今回の大会をハリケーンからの復興の第一歩にしたい」との強い決意と共に大会の開催を決定しました。この決定には賛否両論ありますが、大会が開かれることでニューヨーク市民が一丸となって、この災害を乗り越えていければと願うばかりです。

また、NYRRは復興支援として、Mayor’s Fund(市長基金)とAmerican Red Cross(アメリカ赤十字基金)を含む支援団体に少なくとも$1 million(1億円)または、大会に4万人以上の参加があった場合はランナー1人につき26.20ドルを寄付すると発表しました。

ただ、被害の大きな地域にお住まいの方や海外からの参加者の中には余儀なく大会を棄権される方もいらっしゃるかと思います。その場合は、今回のハリケーンの影響を考慮し、NYRR公式サイトのCancellation Policyが若干修正されていますので、ご確認ください。11月3日(土)11:59pmまでに棄権を表明した場合に限り、2013年の同大会出場が保障されるようです。

 

追記2:

11月2日(金)にブルームバーグ市長は正式にNYマラソンの中止を発表しました。

推定3億4千万ドルの経済効果が見込まれていた今大会でしたが、今なお市内で行方不明者の捜索やがれき撤去などが行われている現状や「被災者の救援活動を阻害する」などの反対の声を受け、マラソン大会の中止が決定されました。

当初は、開催することで街の活気を戻す狙いもあったと思いますが、マラソンのゴール近くに設置された発電機は、やはり現時点では、停電で不自由な生活を余儀なくされている被災者のために使われるべきだと思います。

恒例のイベントが中止になるのは大変残念ですが、今は一日も早い街の復興に向けてニューヨークが一丸となるべきときだと改めて感じました。

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