こんにちは。みらい塾の馬場です。
さて、海外での日本語教育や日本での英語教育、スポーツ、アートなどのどの分野においても、子どもの成長をうまくサポートするためには家庭環境を整えることが必要です。
皆さんの家庭環境はお子さんを成功に導くことができていますか。
まず大前提として、習得の過程では自信を持つことが大切です。
肯定的な言葉遣いやコミュニケーションを通じて、お子さんの意欲を引き出してあげてくださいね。
それを踏まえて、
子どもを成功に導ける家庭環境を考えていきましょう。
（１）専門知識が共有できる環境
どの分野にかかわらず、
成功する家庭環境には、その分野に詳しい人が身近にいることが多いです。
例えば、
海外で子どもをバイリンガルに育てたいと思っている場合、
日本語に関する十分な知識や指導経験がない親からの助言は
がんばりなさい！
しっかりしなさい！
ちゃんとしなさい！
のように、具体的な方法ではなく精神論になってしまいがちです。
専門的なアドバイスや家庭での効果的な勉強方法などを
具体的に助言できないのであれば、
教育に詳しい人とコネクションを築いたり、
日本語教室や補習校などの外部の教育機関に任せたりし、
親が家庭でできることに集中することです。
専門的な助言でなくても
親が家庭でできることはたくさんあります。
例えば、
日本語でバラエティーに富んだ会話
毎日の読み聞かせや読書
かるたやしりとりなどの日本語での遊び
子どもの興味や性格に合わせて
楽しいアクティビティやゲームなどをたくさん企画してあげてくださいね。
（２）失敗を受け入れる環境
成功するためには失敗は避けては通れません。
成長する中で誤りや失敗をしたときは、
子どもといっしょに、その原因や学びを振り返り、
次回に活かせるようなアクションプランを立てることが大切です。
失敗を罰したり、厳しい言葉遣いで叱責したりするのではなく、
失敗を通じてどのように成長できるかを考えましょう。
幼少期から失敗を受け入れられた子は
失敗を恐れずに何度もチャレンジしたり、
新しいことに果敢に取り組む力が育みます。
また、
素直に分からないことを認める
自分の間違いをきちんと訂正する
失敗する姿を見せる
こうした親の態度を見ることで
子どもも分からないことを分からないと言える素直さを身に付けることができます。
習得するうえでもっとも大切なのは、この素直さですよ！
間違いを楽しもうとする姿勢を大切にしましょう。
（３）いっしょに学ぶ環境
親自身も学び続ける姿勢を持つことが重要です。
子どもが日本語を勉強している時間に
親も新しいことを学んだり、チャレンジしたりすることで
お互いに刺激を与えあい、ともに成長することができます。
例えば、
英語が苦手な親御さんは、子どもに英語を教えてもらいましょう。
単語の意味やフレーズの使い方などを相互に説明し合うことで
お互いの言語スキルを向上できます。
ほかにも、
親子で興味のあること（映画、アート、スポーツなど）について
情報を収集し、意見を交換するのも良いですね。
親子で一緒に楽しく学び成長する機会を作りましょう。
（４）目標設定と振り返りを行う環境
何かを習得するには、
短期的ではなく、長いスパンでの取り組みが求められます。
特に、継続的な学習意欲を育てるためには、
子ども自身に成果を実感させてあげることが不可欠です。
まずは、子どもの興味や目指す方向性に合わせた目標をいっしょに考えましょう。
お子さんといっしょに目標を設定し、定期的な振り返りを行うことで、
達成感を味わいながら学を深めることができます。
ただし、目標を立てただけで終わらないことです。
目標と振り返りは必ずセットで実践するのがポイントですよ。
進捗や課題を定期的に見直すことで、
次のステップに向けた計画を調整しながら進めていきましょう！
（５）文化や価値観を尊重する環境
これは言語習得に特化してしまいますが、
バイリンガル教育には文化や価値観の理解も含まれます。
表面的な言語の読み書きを学ぶだけでなく、
文化や歴史、習慣に触れる機会を提供し、
異文化を尊重する姿勢を育てられる環境を整えましょう。
昨今のアニメ人気も相まって、
日本の映画やマンガ、音楽などを通じて
海外にいても日本の文化に容易に触れられるようになりました。
なんとなく文化に触れるというよりは、
特に海外では知識に偏りが出やすい
日本の歴史や地理などについて学べる機会を与えてあげるのが良いですよ。
日本の歴史については、
各大手出版社から出ている学習まんが「日本の歴史シリーズ」はもちろんのこと、
シリーズ全巻を読む前の序章として、
親しみやすい「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 日本の歴史（全３巻）」や
人気の名探偵コナンからも「日本史探偵コナン（全１２巻）」などもおススメです。
お兄ちゃん・お姉ちゃんのティーン世代には、
軽めのタッチで実写化もした「信長協奏曲(コンツェルト)」も面白いですよ。
また、地理を学ぶなら幼少期からいっしょに遊べるすごろくがおススメです。
日本地図に特化したものも多く、
すごろくを進めながら自然と県名や位置関係を覚えられます。
付属のカードには地域の名産品や特徴が書かれているものも多いので、
日本へ帰省する際には、ぜひそのカードを持って行ってください。
子ども専用の地図帳を買ってあげると、さらに旅行が楽しくなりますよ。
成功する家庭環境は、
親がすることとできることをきちんと分け、
お子さんとのコミュニケーションを大切にし、
お互いに尊重しながら学び続けていくことです。
言語だけでなく、文化や自己肯定感を育てる大切な旅路において、
共に学び成長していける素敵な家庭環境を築いていってくださいね！
みらい塾は家庭環境を整えるお手伝いをします
