ハリケーン後のニューヨークの現状


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。ok3

ハリケーン・サンディが通り過ぎて、1週間が経ち、一時は地下鉄の復旧に数週間かかると報じられたりもしましたが、思いのほか早く運転を再開しています。

多くの店も営業を再開し、長らく閉鎖されていた空中庭園のHighline Park(ハイライン・パーク)も5日(月)から時間を短縮して一般解放され始めました。マンハッタン市内においては、先週時点でほぼすべての地域に電力が供給され、徐々にあるべき姿に戻ってきているようです。


NY Subway / charles chan *

 

地下鉄に関しては、11月1日時点では、34丁目以南の地下鉄は全線運休状態でした(①)が、今はこの通り(②)ほぼ復活。

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① 11月1日時点の地下鉄運行マップ

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② 11月6日時点の地下鉄運行マップ

 

現時点で、34丁目以南の地下鉄ラインを含めほぼ全線運行しているのが見て取れます。4・5・6番線(緑色)は3日時点で完全に復旧していましたし、マンハッタンとブルックリンを繋ぐラインも復活したので、ブルックリンから2時間以上かけて通勤していた多くの人達が喜びの声を上げています。

ただ、まだブルックリンとクイーンズを結ぶG線(黄緑色)は運休中です。

地下鉄はわずか数日で劇的な復旧を遂げましたが、いまだブルックリンやクイーンズの一部の地域では停電の地域も多くあります。ここ数日でニューヨークはかなり気温が下がり、特に早朝や夜間は華氏35度(摂氏1度以下)を切るときもあり、一日も早い電気の復旧が望まれます。

現在、ニューヨークではボランティアを随時募集していますが、マンハッタン市内のボランティアは希望者が多く断られているケースも多いようです。しかし、クイーンズのRockaway(ロッカウェイ)はハリケーン被害も大きく、また公共交通機関が復旧していないこともあり、ボランティアの人員や物資などもまだまだ不足しています。

もしボランティアを希望している方は、ぜひクイーンズのロッカウェイの方まで足を運んでください。

詳細は、以下のサイトより。
MTA地下鉄運行マップ
NYC Service(ボランティア情報)

 

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真冬ような寒さが続いているニューヨーク。暖かい場所にいられる事がどれほど幸せなことかと改めて感謝する毎日です。

電気供給会社のConEdによると、ロッカウェイ地域は街の損壊が酷く、電気を復旧したくてもできない状態なのだとか。すべての人が一日も早く暖かい部屋で休めるように祈らずにはいられません。

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