野菜嫌いのお子さんに野菜を食べさせる良い方法


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。good3.png
皆さんのお子さんは、野菜を好んで食べてくれていますか?


Vegetables / Martin Cathrae

ニンジン、ピーマン、ブロッコリーなどなど、野菜は色鮮やかなのでお皿の中の料理をパッと明るくしてくれる有能な食材ですが、子ども達には不人気ですよね。

成長期の子ども達には少しでも多く摂ってもらいたいので、小さく刻んだり、キャラクターを形作ってみたり、子どもの好きな味付けにしたり…と、ご家庭でもいろいろ工夫されていることと思います。

しかし、「こんなに手間隙かけているのに、子どもが野菜を残してしまう…」と悩まれているお母さま方に朗報です!

驚きの研究結果

野菜に子どもの興味を引くような名前をつけて給食の献立表に載せたところ、子ども達は通常の2倍の量の野菜を食べたという驚きの実験結果が、先日、アメリカのCornell University(コーネル大学)から発表されました。

この実験では、小学生(8~11歳)147人を3つのグループに分け、「新しいランチメニューの試食」と称し、ニンジンを含む給食を3日間食してもらいました。

その結果、ニンジンについて何も述べていない給食を出されたグループの子どもは35%のニンジンを消費したのに比べ、「本日の食材:ニンジン」と書かれた給食を出されたグループは32%でした。しかし、「X-ray vision carrots(透視ニンジン)」と名付けられた給食を出されたグループでは、66%ものニンジンが消費されました。

また、他の実験では、ブロッコリーを「Power Punch Broccoli(強力パンチのブロッコリー)」、さやいんげんを「Silly Dilly Green Beans(おばかでまぬけなサヤインゲン)」などと、一風変わった名前を付けて献立表を作成した学校と、普通の呼び名で従来通りの献立表を作成した学校とを比較したところ、呼び方を変えただけで野菜の摂取量が2倍になるという結果がでました。

これらの実験を行ったProfessor Brian Wansink(ブライアン・ワンシンク教授)は、「学校は低予算もしくはまったく費用をかけることなく、子ども達により多くの栄養価の高い食べ物を食べるよう誘導させることができる。」と話しています。これらの最新の研究結果は、Journal of Preventive Medicine(予防医学ジャーナル)に掲載される予定だそうです。

皆さんのご家庭でも、お子さんが好きな人気のキャラクターであるスパイダーマンやアイロンマン(日本だとアンパンマンやプリキュア)などを連想させる名前をつけることで、野菜に「カッコいい・可愛い・面白い」などのイメージが持てるようになり、嫌いな野菜でも口に運んでくれるようになるかも知れませんよ。

簡単な方法なので、ぜひお試しください!

【参照記事】
Daily Mail Online(英文)

 今日のひとり言
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息子は、私に似ず小さい頃から野菜が大好きでした。ニンジン、大根、レンコン、ブロッコリー、キュウリなどなど、ほぼどんな野菜でも好んで食べてくれたので、野菜を工夫して料理に生かす手間隙の技を習得するチャンスを逃してしまいました。
これは、良いことなのか、まずいことなのか…。(^_^;)

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