子どもの作文力を伸ばす4つの方法


こんにちは。みらい塾の馬場です。nigaoemaker1118_thumb

さて、皆さんのお子さんは作文を書くのが好きですか。
 
当然ではありますが、日本語で文字が書けるようになったからといって、すぐに作文がすらすら書けるようになるわけではありません。

海外在住の日本人の子ども達にとって、
日本語で自分の考えや感情を表現する力は、将来的にも非常に重要なスキルとなります。
 
しかも、日本語での作文力が上がると、
自然と英語でのエッセイ力も上がるので、一石二鳥ですよ!

それでは、作文力を伸ばすために家庭でできることについてご紹介しましょう。

(1)読む力を育てる

作文力を高めるためには、まず「読む力」が基盤となります。
 
良質な文章に触れることで、言葉の使い方文章の構造を自然と学べます。
子ども達に、絵本や物語、詩などを読ませ、多様な表現に触れさせてあげましょう。
毎日の読書が理想ですが、なかなか一人で読む習慣をつけるのは大変ですよね。
 
そこで、おススメなのがこのブログでもよく登場する「視写」です。
 
好きな絵本や短い詩などをノートにそのまま書き写すだけです。
一人でもムリなく取り組めますし、
読みながら写すので、自然と文章を読むことに抵抗がなくなっていきます。

(2)書く習慣をつける

勉強が苦手な子は、書くことに慣れていないことが多いです。
 
まずは、前述の視写で書くことへの抵抗を下げることから始めましょう。
次に、子どもが自由に思いのままを書く機会を提供してあげます。
 
例えば、
 
1行だけ日記を書く
1~2文で絵本のあらすじをまとめる
他人への感謝の気持ちを表す

 
最初は短い文章から始め、徐々に長さや複雑さを増していくことが大切です。
すきま時間でもムリなくできますよ。

(3)コミュニケーションを重ねる

家庭内での会話は、子どもの作文力に大きな影響を与えます。
 
親が子どもに対して質問を投げかけ、
子どもがそれに答える形で会話を進めることで、自然と表現力が養われます
 
質問する際は、できるだけ具体的に聞いてあげてください。
 
例えば、
 
そのとき、どんな風に思ったの?
○○は、どんな様子だった?
○○は、なんて言ってたの?

 
これらの具体的な声かけがきっかけとなり、
そのときの状況や場面が鮮明に思い出され、言語化しやすくなりますよ。

(4)目標を設定する

ある程度のまとまった文章を書くことに慣れてきたら、少し負荷をかけてあげましょう。
作文を書くときの具体的な目標を設定してあげてください。
 
例えば、
 
今回は比喩を使ってみよう
対話形式を取り入れてみよう
ナレーターが語っているように書いてみよう

 
同じ場面やテーマでも、
異なる技法に挑戦することで、多様な表現を身につけることができます。

また、作文のトピック選びも重要です。
子どもの興味や経験を踏まえて、以下のトピック例を参考にしてみてくださいね。

▶家族旅行  
日本のおじいちゃん・おばあちゃん宅での滞在経験、初めてした体験、美味しかった食べ物など、楽しかった旅行を思い出してみましょう。

▶特別なイベント  
自分や家族、友達などの誕生日や日本の夏祭り、学校の行事など、その当日の様子やイベント前後で感動したことや楽しかった点を振り返ってみましょう。

▶空想の物語  
架空のキャラクターや異世界など、子どもに自由に創造させてあげましょう。キャラクター作りの楽しさを知りながら、物語を作る難しさも経験させてあげましょう。

▶将来の夢や目標  
大人になったら何になりたいか、どんなことをしたいか、どんなことをやり遂げたいかなどについて、じっくり考えてみましょう。

▶自然の観察  
身の周りの植物や生き物、星空などをじっくり観察したり、自然界や宇宙に存在するものや図鑑などで見たことのあるものなどについて発見したことを書いてみましょう。

▶新しい学び  
学校で勉強したことだけでなく、日常生活で新しく知ったことや、興味を持ったものなどについて自分でくわしく調べてみましょう。

上記で紹介したトピック以外にも、身の周りには書く題材があふれています。
お子さんが書きやすそうな題材を選んであげてくださいね。
 
作文は、言葉を通じて自己表現する力を育むための出発点です。
子ども達が自由に思考し、創造的な表現を楽しむことを見守ってあげましょう!

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