こんにちは、みらい塾 塾長の馬場です。
日本の子どもの人口が、年々下がり続けているのをご存知ですか?
総務省が5月4日に発表した15歳未満の子どもの推計人口(4月1日時点)は、前年比より12万人少ない1665万人で、31年連続の減少となりました。これで、1950年以降の統計で、過去最小を更新したことになります。
15歳未満の男子の人口は852万人、女子の人口は812万人で、年齢層別では、中学生(12~14歳)が357万人、小学生(6~11歳)が671万人、3~5歳が321万人、0~2歳が316万人でした。年齢が下がるにつれて、徐々に人口が減っているのが分かります。
都道府県別(2011年10月1日現在)の子どもの割合は、沖縄県の17.7%がもっとも多く、次いで滋賀県の14.9%でした。ちなみに、秋田県・東京都がともに11.3%と最低の割合でした。しかし、東京都に関しては、前年より子どもの数は増加しており、子どもの数が増えたものの、それ以上に15歳以上の人口が増えたため、割合が低くなったようです。
日本の総人口に占める子どもの割合は、前年比から0.1ポイント減の13%で、これも38年連続で低下しています。世界の主要国であるアメリカ(19.8%)、中国(16.5%)、ドイツ(13.4%)などと比べても、日本は最低水準でした。
また、総務省が先月発表した推計人口も1950年以降で過去最大の下げ幅を記録し、在日外国人を含む総人口は、前年比で25万9000人(0.2%)減の1億2779万9000人となりました。これは、出生児数が死亡者数を下回る「自然減」に加え、昨年3月の東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で、外国人の出国者数が大幅に増加したことが、全体の減少数を押し上げたと考えられています。
年々減り続ける子どもの数を食い止めるには、「日本で子どもを産みたい・育てたい」と思える社会を作っていくしか方法はないのではないでしょうか。
Seaside / mrhayata
参考記事
www.yomiuri.co.jp/national/news/20120504-OYT1T00525.htm:読売新聞公式サイト
今日のひとり言
正直、アメリカ(特に、ニューヨーク市内)が子育てしやすい環境だとは思えませんが、かろうじてアメリカの子どもの人口が減っていない背景には、ラテン系の人口増加が深くかかわっていると思います。 日本は、天気の悪い日に子どもを連れ出すにはもってこいの場所である文化会館のような施設が無料で利用できるのは良い点だと思います。ニューヨークでは、何をするにも費用が発生するので…。 しかし、産婦人科医・小児科医の減少、幼稚園・保育所の不足、産後の社会復帰率などは、女性が安心して子どもを産み育てるためには、避けては通れない大きな課題だと思います。 これらの問題を解決しないで、「産んでくれ!」と言われても躊躇してしまうのは極めて当然です。 こうした課題にテコ入れをしてくれる政治家が一日も早く現れ、改善してくれることを期待しています。ヽ(^。^)ノ |