皆さんのお子さんは、音読をよくしていますか?
Reading at the bookstore / oddharmonic
音読は、どれだけ文章の内容を理解できているかのバロメーターになります。
日本の学校では、よく音読の宿題が出ます。時々、「やってもやらなくても先生には分からない」と思って音読の宿題をしない子もいるようですが、そんなことはありませんよ!
教師が、生徒に音読をさせる理由のひとつは、文章の内容を読み取れるようにするためです。
「それじゃ、黙読でもいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。もちろん、黙読力も音読同様とても重要な能力ですが、音読力を高めることによって黙読力も自然に高まるので、子どものうちは、特に音読に絞って指導することをおススメします。
では、本や教科書に書かれている漢字交じりの文章をきちんと読み取るためには、何が必要だと思いますか?
正確に文章を読み取るためには、文中の文字を理解する力(漢字力)、文中の熟語の意味を理解する力(語彙力)、そして文章自体の意味を理解する力(読解力)などが必要となります。
こうした総合的な国語力(日本語力)の習得には、インプット学習とアウトプット学習の繰り返しが不可欠です。
インプット学習とは?
インプット学習とは、先生の授業を聞いたり、解説を読んだりすることです。
教師が黒板・問題集・参考書などを使って行う従来の集合授業のような形態がこれに当たり、一方通行に習う受身の学習です。インプット学習には、大きく分けて次の4つのパターンがあります。
② 情報が定着せずに突き抜けた状態
③ 情報を理解できずに跳ね返した状態
④ 情報が脳に定着した状態
アウトプット学習とは?
アウトプット学習とは、インプットした情報を自分なりに出力しようとすることです。
通常、何かを覚えようとするときに行う「何度も書く」「繰り返し口ずさむ」などの行為が良い例ですね。インプットした情報が定着していなければ、アウトプットもできないので理解度の確認にもなります。
目で見て(インプット学習)
⇓
声に出して(アウトプット学習)
⇓
耳で聞く(インプット学習)⇓
手で書く(アウトプット学習)
このように、インプット学習とアウトプット学習の連結と繰り返しが学習には必要です。
たとえば、漢字を勉強するときでも、文字をただ見て(インプット学習)いるだけでは覚えられません。声に出して漢字を読みながら、書いて(アウトプット学習)練習しますよね。
音読ではそうした「インプット学習」と「アウトプット学習」が自然に行えるので、大変効率の良い勉強法と言えます。さらに、音読を何度も繰り返しているうちに、文中の文型や文章構成を学び、いつの間にか豊かな表現力を身につけることができます。
ですので、宿題で出た音読は、適当にせず、スラスラ読めるようになるまでしっかり練習しましょう!
では、最後に親御さんがお子さんの音読を聞くときの3つのポイントをご紹介しておきましょう。
1.大きな声で読めているか
2.句読点を意識しているか
3.意味のまとまりごとに読めているか
音読は小学校高学年以降も続けていければいいですよね。
また、保護者の方もお子さんの音読に耳を傾けられる時間をなんとか作ってあげてくださいね!
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