バイリンガル教育~親にとってのメリット~


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。peace3

「英語と日本語が両方話せるバイリンガルは将来役に立つ!」とよく言われることですが、海外で子どもをバイリンガルに育てるために親にかかる負担は並大抵ではありません。


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そこで、今日は「子どもにとってのメリット」ではなく、少し視点を変え、親にとってのメリットについて考えてみましょう。

 

家庭内に日本語が話せない家族がいる、ベビーシッターが日本語を理解しない ―――などの理由から、バイリンガル子育てを望んでいるのにもかかわらず、子どもに常に英語で話しかけている日本人の方をよく見かけます。また、「海外で日本語は必要ない・使わない」と日本語を否定し、バイリンガル子育てをそもそもしないご家庭もありますね。しかし、このような理由で諦めるにはもったいないほどのメリットがバイリンガル子育てにはあります!

少なくとも、海外でバイリンガル子育てをするか否かの決め手は、海外での日本語の必要性ではなく、「子どもがサポートを必要とするときに、支えてあげられる語学力と経験が親にあるか」どうかです。ですので、英語力に不安がある、海外での小中高の就学経験がない、日本人としての誇りを持っている ―――という方は、迷わずバイリンガル子育てを始めましょう!


PhoTones Works #1387 / PhoTones_TAKUMA

そもそも子どもがまだ小さい頃は、話す内容も簡単で語彙も難しいものではないので、日本人が英語だけで子育てをしたとしても大きな問題は生じません。例えば、「What’s this?(これはなあに?)」「Do you want to go now?(もう行く?)」などで、中学・高校で英語を学んだ日本人であれば十分対応できるレベルでしょう。

しかし、これまで「red(赤色)」「circle(丸)」などの簡単で単純な語彙だったものが、Pre-KやKindergarten(幼稚園)に行きだす4~5歳になると、「Penguins live in Antarctica.(ペンギンは南極に住んでいるんだよ)」「I drew a perfect rectangle.(上手に四角を描いたよ)」など、会話が途端に複雑になってきます。さらに、何かを教えてあげるにしても、「asteroid(小惑星)」や「solid(固形)」など、日本語では説明できても英語ではうまく言えないような語彙や用語も増えてきます。

ましてや、子どもが小学校、中学校、高校…と成長するにつれ、友達や学校生活に関しての悩み、勉強や宿題のフォロー、ニュースや新聞を見ながらの時事関連の会話 ―――などなど、内容や語彙がより複雑で高度になっていきます。英語力と就学経験がある現地の親にとっても難しいことを、日本人の親が、英語でしっかりと子どもをサポートすることは非常に大変なのは容易に想像できますね。

では、もしお子さんが日本語を理解できていたら、どうなのでしょう?

親は、自身が持っている知識や経験したことを日本語で子どもにきちんと説明してあげられます。もちろん、英語でもある程度は説明できるでしょうが、英語には訳せない微妙な言い回しや独特な日本文化、複雑な用語などを、母語より流暢ではない言語で伝えるよりは日本語で伝えるほうが正確で、しかも楽ですよね。

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幼い頃から違う言語や文化に接することができるというのは、子どもにとっても、親にとっても大きなメリットとなります。正しい発音と日本語での会話力は、日本人の親が子どもに与えてあげることができる宝物です。

無理なく、無駄なく、楽しく、ふたつの言葉を学んでいけるよう、周りからサポートができればいいですね♪


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