幼児のころ、誰もが一度は遊んだ遊びと言えば、「おままごと」ですよね。
ままごと / kanonn
言わずと知れた「ままごと」は、身近にいるお父さんやお母さん、または店の店員などになり切り、家の炊事や買い物での接客を模倣する見立て遊びのことです。
お母さんが台所で料理を作っている真似をするだけの単純な遊びですが、子どもの好奇心を満たし、創造力を育てることができる遊びとして、長年日本で愛されている遊びのひとつと言えます。
幼児期でのこうした見立て遊びはかけがえのないもので、許せる限りはフライパンやお玉など実際の道具を使わせてあげたいと思うのが親心です。しかし、さすがに実物の刃物を幼児に持たせることはできない ―――そんな親のジレンマを形にしたのが、おもちゃ作家の中井秀樹氏が30年ほど前にデザインした「カットベジタブル」という玩具です。
皆さんも一度は見たことがあるこの「カットベジタブル」は、マジックテープ(面ファスナー)で繋がっている木製の野菜や果物などの食材を樹脂の包丁でザクザクと切って遊べる玩具で、今ではままごと遊びには欠かせない「ままごとグッズ」の代表的な商品です。海外でも同じような玩具は売られていますが、実はこの中井氏の「カットベジタブル」こそが元祖なんですよ。
これが商品化されて以降、さまざまな会社から同様のままごとグッズが発売されていますが、今日は私がその中でも「すごい!」と思ったものをご紹介しましょう。
その名も、「はじめてのおままごと(木箱入り)」です。
この「はじめてのおままごと」シリーズは、木製おもちゃやこども家具のメーカーとして知られている「Woody Puddy(ウッディプディ)」から発売されており、フルーツセット、サラダセット、洋食屋さんセット、カツカレー&クリームシチューDXセット、ジュージュー野菜いためセット、グツグツ煮込み料理セット ―――などなど、豊富な品揃えが自慢です。
その中でも、日本ならではの「焼き魚セット」という、なんとも渋い商品に注目しました。
焼き魚セットの中身は、魚、汁物、ごはん、納豆、卵焼き、しょうゆ、それにすだち! かなり通な和食セットではありませんか?
それらに加え、包丁、まな板、焼き網、お箸にお皿なども付いてくるので、切って楽しみ、焼いて楽しみ、盛り付けて楽しめる一本芯が通ったおままごとセットです。
しかも、それぞれの食材は本物そっくりな外観に加え、子どものおもちゃとしてはもったいないほどの魅力的な工夫が惜しみなく施されているのも素晴らしく、子ども達といっしょに遊ぶ大人も楽しめる一品です。
丸ごとの魚
丸ごとの魚は、3枚おろしができるようになっており、頭、腹、背を包丁で簡単にさばくことができます。切った魚の身にはきちんと骨も描かれてあるので、1ぴきの魚が切り身になる調理の様子が子どもでもイメージしやすくなっています。
近年では、骨まできれいに取られパックに入った切り身の魚しか見たことがない子も多く、大海で泳ぐ魚とが同じ魚だと認識していない場合もあります。そんな子どもを増やさないためにも、小さい頃から「魚 ⇒ 切り身」をイメージ付けをするのは良いアイデアですね。
卵焼き
卵焼きはクルクルと自分で巻けるようになっています。セットに卵焼き用のフライパンが付いているとさらに満足感がアップでしたが、お母さんの厚焼き玉子の作り方をシンプルかつ忠実に再現できます。また、お箸を使い始めたばかりの子には、お箸の練習を楽しくできそうですね。
納豆
豆の一粒一粒にひもが通してあり、混ぜてもバラバラになることがありません。お箸で持ち上げるとひもがうまい具合に繋がっているので、納豆のネバネバ感をイメージしやすいです。
ほかにも、メーカー直営ショップ限定で購入できる殻・白身・黄身の3点をセットにした「たまごセット」は、子どもがしたいお手伝いナンバー1とも言える卵割りがうまく再現されています。
海外で暮らす子ども達も、こうした玩具で遊ぶことができると日本の食文化をもっと身近に感じることができるでしょうね。
【商品詳細】
Woody Puddy
はじめてのおままごとシリーズ(木箱入り)
販売サイト
※商品に関しての詳細は、公式サイトへ直接お尋ねください。
「さすが日本!」を実感できる痒いところに手が届くおもちゃです。小さい頃からこんなおままごとセットで遊んでいたら、大人になっても炊事が楽しく感じそうですよね。(^_-)-☆
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