効果的に大学費用を貯める方法


こんにちは、みらい塾 塾長の馬場です。pencil2.png

高騰し続けている学費に対し、皆さんは何か学費貯金をされていますか?


Saving / Ken Wilcox.

以前「簡単に学資貯金ができる方法」で登場しました529 Savings Planについて、今日はお話しましょう。

529 Savings Planは、正式には、「529 College Savings Program Direct Plan」と呼ばれ、大学費用のための積み立て投資口座です。全米各州が529 Savings Planを提供しており、住んでいる州にかかわらず、ほぼどの州の529 Savings Planにも加入することが可能です。

529 Savings Planは、アメリカ市民またはソーシャルセキュリティー番号をお持ちで合法的に滞在している方なら誰でも簡単に口座を開くことができ、収入による縛りもないため、積み立て限度額もIRAなどのRetirement Planに比べ大きいのが特徴です。

ここでの「大学費用」とは、アメリカや対象となる海外の大学に必要な学費、教科書代、学生寮にかかる費用のことです。しかし、日本の大学に関しては残念ながらほぼ対象外です。

529 Savings Planは、子どもの資産としてではなく、親の資産として計算されるため、大学のファイナンシャル・エイドにも影響しません。大学費用のために使用する限り、元金・利回りともに引き出し時も税金がかかりません。そのため、積み立て期間が長期になればなるほど効果的に大学費用を貯めることができます。

以前ご紹介したUpromiseと併用することで、銀行に預けるより有効です。また、各州によって利点が異なりますが、ニューヨーク州に関しては、529 Savings Planに積み立てると州税の控除もあるので、さらにお得感が増します。

仮に529 Savings Planの積み立て資金を使い切らなかった場合でも、後でBeneficiary(受取人)の変更が可能なので、二人目や三人目のお子さんに使うこともできます。しかし、使い残しを防ぐためにも、大学費用に必要な最低ラインを529 Savings Planで貯め、それ以外にも他のプランで貯金をしておくことが望ましいですね。

大学費用以外の用途で引き出した場合には、10%のペナルティーがかかるので注意が必要です。

学費貯金には529 Savings Plan以外にも多数がありますが、どのプランにも利点と欠点があるので、それぞれのご家庭の状況(家族構成、収入など)に応じて使い分ける必要があります。

ご家庭のファイナンシャル・プラニングを総合的に考えて賢く学費を貯めましょう!

詳細は、以下のサイトより。
uii.nysaves.s.upromise.com/:NY州529 Savings Plan公式サイト

 今日のひとり言
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年々高騰し続ける大学の学費関連のニュースを聞くたびに、胃に穴が開きそうです。
学生ローンで首が回らなくなるほどの多額の借金を我が子に背負わせたくないというのが、親としての正直な気持ちです。そのために、今できる限りのことをしてあげたいとは思ってますが、貯金の運用よりも学費の高騰の勢いが強いので、微々たる役にしか立たないかもしれませんね。
(>_<)

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