女の子の可能性を広げるおもちゃ


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。ok4

皆さんのお子さんは、もの作り玩具の代表「LEGO(レゴ)」でよく遊びますか。

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もし男児をお持ちであれば「もちろん!」と答える方が多いでしょう。実際、レゴのようなブロック玩具は男児を対象にしているものが多く、女児が好んで選ぶ玩具ではありません。

 


多くのエンジニアが、子どもの頃好きだった玩具は【レゴ】だと答えるほど、ブロック遊びはもの作りの原点です。では、女の子たちは「もの作り」には興味がないのでしょうか。

いいえ!
実は、中学校では7割以上の女児がSTEM(Science, Technology, Engineering and Math)に興味を持っています。しかし一方で、エンジニアという職業に就いている女性は、たった15%にも満たないのです。

こうしたエンジニアにおけるGender Gap(男女格差)の現実を変えようと立ち上がったのが、GoldieBlox(ゴールディ・ブロックス社)の創設者であるDebbie Sterling(デビー・スターリング氏)です。

2012年のKickstarter(キックスターター:資金調達プログラム)では、わずか4日間で目標金額15万ドル(約1500万円)を達成し、最終的には28万ドル以上を調達したスターリング氏は、その資金をもとに、5~9歳の女児を対象にしたもの作り玩具の販売を始めました。

実は、レゴも女児向けのブロック玩具を販売しており、ブロックの色をピンクやパステルカラーにしたり、女の子が好きそうなアイテムを加えたりと色々と工夫していますが、お世辞にも売れ行きが良いとは言えません。そこで、スターリング氏は玩具に【ストーリー性】を取り入れ、レゴとは一味違う魅力で大きな成功を収めました。

会社名でもある「ゴールディ・ブロックス」は、もの作りが大好きな主人公の少女の名前で、友達やペットたちといっしょに冒険をしながら、さまざまな機械を作り、困難に立ち向かっていくというストーリー仕立てになっています。各キットにはそれぞれ絵本が付属されており、その絵本の中で主人公の少女が作る機械を子ども達は実際に組み立てることができます。

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from the official site

こうしたキットは20ドル~60ドルの価格帯で、玩具小売大手のToysRus(トイザらス)などで全国販売されています。ちなみに、クイーンズにあるNew York Hall of Science(ニューヨーク科学博物館)でも販売していますよ。

女の子たちのエンジニアへの道が広がる可能性を秘めた玩具は、今後も注目です♪

【商品詳細】
GoldieBlox
公式サイト

※情報に関しての詳細は、公式サイトへ直接お尋ねください。

 

 

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男女格差は、アメリカにもあります。特に、理系分野においては顕著で、大学でコンピュータ・サイエンスなどを専攻する女性は全体の1%もいないと言われています。将来的にも、ITやエンジニア関連は主要な仕事領域なので、女性もその分野でドンドン力を発揮してくれるようになってほしいですね。(^-^)

 

 

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