前回、前々回に引き続き、今日も「きれいな字を書く」についてお話します。
4.文字の大きさ
なぜか、今の子ども達はとても小さい字を好んで書きます。通常市販されているMarbleノートの罫線の半分ほどの大きさの字を書いている子が多いです。英語などのシンプルなアルファベットであればあまり問題はありませんが、日本語のような画数の多い文字を書く場合、小さな字では正しい字を書いているかをきちんと判別できません。
また、適当に書いても、文字が小さいことで細部まで気を使わなくとも何となく正しく書けているように錯覚してしまうため、文字の覚え方が曖昧になってしまいます。
このように小さい字を書く子には、太字のペンで文字を書く練習をさせると良いです。太字のペンを使って小さく書くと文字がつぶれてしまうので、自然と大きな字を書くようになりますよ。
また、正しい鉛筆の持ち方をしていないと、大きな字を書くことはできません。大きな字を書くには、それだけ紙の上で大きく手を動かす必要がありますが、間違った持ち方では手首を自由に動かすことができません。
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では、皆さん、試しに紙と鉛筆を用意してください。
まずは、反対の手で手首を固定しながら、間違った鉛筆の持ち方でなるべく大きな円を書いてみてください。
次に、正しい持ち方で、同様に手首を固定しながら大きな円を書いてください。
2つの円を比べてみると、正しい持ち方で書いた円の方がずっと大きく書くことができたと思います。正しい持ち方をすると、手首がよく動き、鉛筆がスムーズに紙の上を動くので字も大きく書けるようになります。
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では、大きな字を書く練習のために、一番大きなマス目のノートを使いましょう。
マス目ノートは、日系書店などが近くにある場合は、書店の一角にある雑貨売り場で購入できます。もし、お近くに日系書店がない場合は、大手事務用品店のStaplesやOfficeMaxなどでも売っているGraph Notebook(グラフノート)で代用できます。その場合、グラフノートのマス目がとても小さいので、4x4または6x6(それ以上でもOK)で1文字を書くようにしましょう。
大きな字をきれいに書ける子は小さな字もきれいに書くことができる一方、小さな字を書いている子はなかなか大きな字が書けません。
大きな字がきれいに書けるように練習しましょう!
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前回、前々回と3回にわたって「きれいな字を書く」をテーマにお話してきましたが、大切なことは、意識しながら文字を書くということです。
適当に、いい加減に文字を書くのではなく、「姿勢を正しながら書く、正しく鉛筆を持ちながら書く、大きな字を書く」…などを少し意識するだけでも、他人が読みやすい丁寧な文字に変化していくはずです。
今日から、お子さんと一緒にきれいな字を書く練習を始めてみてはどうですか?
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