前回は計画倒れにならないための4つのポイントについてお話しました。
Sprint006 plan / J’Roo
今日は、実際にどのように計画を立てれば良いかについてお話しましょう。
学習計画の立て方は、小学生であろうと中学生であろうと、いずれ必要になります。勉強の計画は学力アップにはなくてはならない要素です。
正しい方法で計画を立てることさえできれば、あとは、それを確実に実行していけば良いだけです。しかし、計画倒れになる子の多くは、現在の自分の状況や学力をしっかりと理解していないことで、無謀な計画を立ててしまいます。そして、結局思い通りにいかず諦めてしまいます。計画倒れになるか否かは、達成可能な計画が立てられるかにかかっています。
では、皆さんもいっしょに以下の順序で無理のない学習計画を立ててみましょう。
1.最終目標を決める
2.目標から逆算して、小目標を立てる
1.最終目標を決める
計画を立てるには、スタート地点とゴール地点を知っておく必要があります。
スタート地点 … 現在の自分の学力・理解力はどのくらいなのか
ゴール地点 … 最終的にどの程度理解したいのか、到達しなければいけないのか
海外でのバイリンガル教育の場合、「日本にいつ帰国しても良いだけの学年レベルかそれ以上の日本語力」を求めるご家庭もあれば、「小学校レベルの日本語力で充分」と考えるご家庭もあり、ゴール地点までが非常に幅広いです。そのため、ゴール地点の設定は必ず必要となります。
まずは、お子さんとゴール地点をどこにするかを話し合い、最終的な目標を明確にしましょう。
2.目標から逆算して、小目標を立てる
最終目標だけ決めても、先が長すぎて気が緩んだり、なかなかやる気が起きません。そこで、小目標を立て、さらには締切りを設定しましょう。元々、デッドライン(締切日)がある場合は、最終目標(ゴール地点)までの時間を逆算するだけです。
例えば、帰国する年が大まかに決まっている駐在のお子さんは帰国までに学年レベルの日本語力を鍛えておかなければならないでしょうし、補習校に通っているお子さんは中間や期末テストに向けて勉強しなくてはならないでしょうし、漢検や数検など検定試験に向けて勉強しようと思うのも良いですね。
まずは、デッドラインのあるゴール地点までを大まかに3段階に分けてみましょう。さらに、以下のポイントを参考に、小目標として半年・1ヶ月・1週間・1日といった単位で細分化していきます。
《その1》
1日に勉強に当てられる時間をできるだけ正確に計算してみましょう。曜日ごとに日々の決まったスケジュール(学校、習い事、食事、入浴など)をすべて書き出し、割り出しましょう。
《その2》
1時間あたりに自分が勉強できる量を知りましょう。例えば、数学のある単元を1時間でどれだけ解くことができるのか、漢字を1時間でどれだけ覚えることができるのかーーーのように実際に勉強しながら自分の学習スピードの目安をつけましょう。
《その3》
学習内容が単調にならないように計画しましょう。ひたすらテキストを読むだけ、ひたすら漢字をノートに書くだけーーーのような勉強では脳が刺激されません。1時間ごとに教科や単元を変えるなどの工夫をしましょう。
《その4》
1週間に1日は予備の日とし、勉強しない日を定めましょう。緻密に計画しても、「思いのほか理解するのに時間がかかった」「急に熱が出た」などで、なかなか計画通りにいかないこともあります。後に控えているすべての予定が遅れてしまわないためにも、1日挽回する日を用意しておくと良いです。こうして、「計画⇒実行⇒結果⇒修正」を繰り返していくと、だんだんと自分の力量が分かってきます。そうすると、徐々に修正することが少なくなり、達成可能な計画がより早く立てられるようになっていくことでしょう。
また、目標が達成できたときのご褒美を設定すると、子ども達のモチベーションもアップです。例えば、1週間のノルマが計画通り実行できたら、日曜日にゲームを1時間できる…などはどうですか。
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