皆さんのお子さんは、毎日十分な睡眠をとっていますか?
sleeping beauty… / Nisha A
なぜ、子ども達には十分な睡眠が必要なのでしょうか?――― それは、「睡眠」と「記憶」には密接な関係があるからなんです。
学力には欠かせない記憶力。では、そもそも「記憶力」とは何でしょうか。
記憶力とは、「情報を保存する力」と「脳の中に保存されている情報を引き出す力」のことです。インプットされた情報(記憶)は、脳の前頭葉に蓄えられる「短期記憶」と、側頭葉に蓄えられる「長期記憶」に分類できます。
短期記憶には、その日のできごとやテレビで見た便利な情報などを一時的に蓄えることができます。ここに貯蔵できる情報は容量が小さいため、時間の経過や新たな情報がインプットされるとともに失われてしまいます。一方、長期記憶には膨大な量の情報を保存することができ、いったん貯蔵された情報は容易に失われることがありません。
ウィキペディアより
つまり、学習した知識を長期記憶の貯蔵庫へ保存することが子どもの学力に直結するということですね。
皆さんも耳にしたことがあるかと思いますが、人間は睡眠中、「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りと「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りを約90分の周期で繰り返しています。
ノンレム睡眠のときに、脳の代謝量は低下し、体温は下がり、身体が休息状態になります。深いノンレム睡眠が集中している睡眠の前半には、骨格筋を作り免疫力を高める成長ホルモンが大量に分泌されます。これが「寝る子は育つ」と言われる所以でしょう。それに対し、レム睡眠のときには、短期記憶に蓄えられた記憶や感情を整理し、必要のない情報は消去され、必要な情報だけが長期記憶の貯蔵庫に移されます。そして、翌朝には短期記憶の貯蔵庫がすっきり空っぽになっている状態でまた新しい記憶を蓄えることができるようになります。
つまり、記憶の定着にはレム睡眠が必要不可欠なんです!
Sleep Research Lab(睡眠研究所)が発表したアメリカの高校生を対象とした「平日の睡眠習慣と学業成績との関係」のデータによると、成績の高い生徒の睡眠時間は約7時間半であり、また10時半ごろには就床しています。それに対し、成績の低い生徒は就床時刻も遅く、睡眠時間も少ない傾向にあります。それは、3~4時間の短時間の睡眠では、人間の脳は休息するために必要なノンレム睡眠を優先的に取るようになりレム睡眠が少なくなるからです。レム睡眠が少ないということは、昼間一生懸命勉強したことが身に付かないばかりか、翌日の記憶に上書きされてしまい学習したことが無駄になり、それが学力の低下に繋がります。
よく眠ることはよく覚えることにつながります。
学習した情報をしっかりと定着させるためにも、子ども達には、毎日、十分な睡眠がとれるような環境を整えてあげましょうね!
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