海外生活が長くなってくると、たまに帰る母国・日本で驚くことはありませんか?
実は、先月のみらい塾の夏期休暇を利用して、かな~り久しぶりに日本に帰りました。そこで、今日は「日本に帰って驚いた5つのこと」についてお話するとしましょう。
1.電車が時間通りに来る
言わずと知れたことですが、公共の乗り物がかなり正確にスケジュールに沿って運行されていました。しかも、その正確さは電車だけにとどまらず、道路状況に大きく左右されるはずのバスの運行に関しても同様でした。世界でも評判の「Punctual(時間に正確)」な日本らしいですね。
個人的に驚いたことは、東京~大阪間の新幹線に乗った際、車内で不審物の発見等の理由で5~7分ほど出発が遅れたのですが、各停車駅で微調整していたようで、予定時刻ピッタリに大阪に到着することができました。さすが!
こうした理由で遅延することはニューヨークでもよくあります。しかし、大抵の場合、「だから仕方がない」と乗客だけでなく乗務員すら思っている節があるので、遅れに対して真摯的な姿勢や改善しようというサービス精神に欠けています。それにすっかり慣れていたせいか、遅れた理由が何であれ、スケジュール通りに運行しようとする鉄道会社JRの【サービスの心】を改めて感じました。
2.レストランでタバコが吸える
歩きタバコを禁止する自治体なども増えており、日本もニューヨーク同様、禁煙推奨の雰囲気が徐々に広まってきていました。しかし、レストランやオフィスビルがすでに全面禁煙のニューヨークとは異なり、まだまだ日本には同一店内で「禁煙セクション」と「喫煙セクション」が混合している、いわゆる【分煙レストラン・カフェ】が多かったです。
禁煙・分煙は、現時点で、日本では経営者の判断にゆだねられており、特に条例などで義務付けされているわけではありません。店内には、いちおう「禁煙席」は設けられているもののパーテーション(仕切り)のすぐ近くで喫煙している人がいるので、特に小さな子どもを連れている場合などは、とても煙が気になることでしょう。
しかし、興味深かったのは、こうした分煙を推進しているのが「JT(日本たばこ産業株式会社)」だということです。同社では、無償で分煙コンサルティングを行ったり、コマーシャルなどで分煙を積極的に呼びかけたりしています。タバコを吸う人と吸わない人の両方が心地よい空間を持てる日も近そうです。
3.自動販売機がすごい
日本では、路上、駅構内など至るところに、飲み物の自動販売機(以下、自販機)が並んでいました。しかも、日中に蓄えた電気を夜間に使ったり、利用者が近づくことを自動で感知する照明センサーを設置したり、売れ行きを分析して必要な商品や時間帯にだけ電気を使うようにコントロールしたりと、電気消費量を考慮した【省エネシステム】を導入している自販機も数多くみられました。ちなみに、飲料自販機が使う電気は、こうした企業努力のおかげで、ここ20年で70%以上も減ったと言われています。
実は、あまり知られていませんが、2010年にVending Times社が発表したデータによれば、飲料や食品の自販機の台数がもっとも多いのは意外にもアメリカで、次いでヨーロッパ、街中で頻繁に自販機を見かける日本は【世界第3位】なんですよ。
ただ、日本国内の自販機の売り上げは、普及台数が世界一のアメリカよりも多いことから、日本では自販機での買い物がかなり一般的になっていると言えますね。また、治安上の問題から、海外の自販機はオフィスや施設などの室内に置かれていることがほとんどで、日本のように屋外に置かれているケースはあまりありません。そのため、海外からの観光客にとって、自販機はもの珍しいものなのでしょう。
ちなみに、今回、自販機で見つけた飲み物の中でひときわ目立ったのは、大阪生まれの【みっくちゅじゅーちゅ】でした♪ ついつい、声に出して言ってしまう可愛いネーミングは、さすが広告大国日本だと感心しました。
皆さんも機会があれば、お試しあれ!
長くなりそうなので、今日のところはひとまずここまでにしておきます。
では、続きは後日改めて。お楽しみに!
母国でありながら、異国感も漂う、なんとも不思議な感覚です。日本に帰るたびに、日本の素晴らしさを再認識できるのが、海外在住の特権ですね♪(*^▽^*)
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